機器・設備・材料の劣化損傷機構とその予知、寿命予測、防止対策

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本セミナーでは、蓄積された経験と研究成果への理解を深め、過去の重大損傷事例の紹介を含めて講義し、構造物の安全な維持に必要な各種手法を詳解いたします。

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プログラム

老朽化した膨大な社会・産業資産としての構造物 (設備、機器) を安全に維持するために、保全関係技術者の重要性が高まっている。構造物の主構成材料である金属材料では、長い歴史の中で構造物の破損原因となる材料の損傷機構はほとんど解明され、寿命予測技術も進歩してきた。本講義は、保全関係技術者に、蓄積された経験と研究成果への理解を深め、過去の重大損傷事例の紹介を含めて講義し、構造物の安全な維持に必要な各種手法を習得してもらうことを目的としている。

  1. 経年的破損はどうして起きるのか
    1. 劣化損傷をもたらす材料の特性
      1. マクロとミクロ組織
      2. 破壊とは
      3. 劣化とは
    2. 劣化損傷機構
      1. 疲労
      2. 腐食
      3. クリープ
      4. 材料特性劣化
      5. その他
    3. 設計、製造、運転における劣化損傷因子
      1. 構造設計と安全係数
      2. 材料規格と材料選定
      3. 材料調達 (海外調達の問題点など)
      4. 加工組立 (鋳造、鍛造、溶接などにける問題点)
  2. 経年的損傷を如何に防ぐか
    1. 劣化損傷スクリーニング方法 損傷形態から、損傷原因を絞り込む方法
    2. 寿命予測 運転記録、検査結果などから余寿命を求めるための理論と方法
    3. 防止対策 破壊を防止するための考え方
    4. メンテナンス手法 リスクベースメンテナンス (RBM) について
    5. 重大損傷事例に学ぶ 失敗知識データベース (http://www.sozogaku.com) 利用して過去の重大事例に学ぶべきことを紹介する。

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
品川区立総合区民会館 きゅりあんの地図

受講料

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