(2014年11月21日 13:00〜14:15)
わが国の医療界では、2006年のいわゆる医療制度構造改革以来、8年ぶりに医療法等が改正され (地域医療・介護総合確保推進法) 、病床機能報告制度及び地域医療ビジョンが動き出そうとしています。本講義では、近年の医療制度改革の大きな流れを概観し、医療・介護提供体制の長期ビジョンの背景を説明するとともに、病床機能報告制度及び地域医療ビジョンの意義を踏まえ、今後の医療機関経営のあり方を展望します。
(2014年11月21日 14:25〜15:40)
本年より始まる「病床機能報告制度」⇒「地域医療ビジョンの策定」によって、病院及び有床診の経営の仕方がどのようになるのでしょうか?またまた御座なりで終わってしまうのでしょうか?
私見としては、御座なりに終わらなければ、今度こそ本当に「身の丈を考えた経営」を目指し、マーケティング戦略に基づいた経営が要されると思われ、その実践・実行が経営格差に導くものと考えています。
では「2つのポジショニング」を念頭に置いたマーケティング戦略とは・・・。
1つに「地域的 (市場性) 」、もう1つが「診療提供機能 (病床機能) 的」は何を示すのか?
(2014年11月21日 15:45〜17:00)
全国及び新潟県の医療提供体制の現状を踏まえた構想策定の課題についてお話しします。今般の医療法改正で、都道府県は将来の医療提供体制に関する構想 (地域医療構想) を定め、推進する役割を担うこととなりましたが、地方行政においては、これまで医療そのものに踏み込んだ経験は乏しく、まさに「未知の領域」と言えます。構想の策定そして実現に向けて重要なことは、法的な権限の付与よりも、医療機関及び関係者と行政との、平時からの関係構築に他なりません。