本セミナーでは、誘電エラストマの現状や特徴を活かした様々な応用、今後の展開などを最新の実験結果の解説やデモを交えて徹底解説いたします。
誘電エラストマートランスデューサーは、製作コストが安く、従来のコイルを用いたアクチュエータの半分以下の電力で駆動でき、簡単な構造で柔軟な生物と同じような動きを実現できることから、モータや電磁コイルなどを用いたアクチュエータに変わる新技術として、注目を集めている。更に最新の実験データでは、0.1gの誘電エラストマーで1kgの重りを持ち上げられ、介護や医療機器等への応用のほか、パワースーツ・ロボット用としても期待されている。また、誘電エラストマーは、その構造から柔軟なセンサーとして使用することも可能で、医療用として開発されたセンサーシステムは、来年度に向けて商業化への準備が進められている。 更に、本アクチュエーターを逆駆動することにより電気エネルギーを得られることから、今までは発電に適していないとされていた、人や動物などの動き、構造物などの動きを使った全く新しい発電が可能となる。また、波力・水力・風力・太陽熱などの再生可能エネルギーの新しい回収手段としても注目を集めている。本セミナーでは、誘電エラストマの現状や特徴を活かした様々な応用、今後の展開などを最新の実験結果の解説やデモを交えて徹底解説します。この機会に、是非、誘電エラストマ人工筋肉の実物をご覧ください。