今 話題となっている無人航空機。その歴史は古く、飛行機の誕生とともに歩んで来ている。近年では主に軍事用途を中心に周辺技術の進歩もあり、急速に高性能化あるいは小型化も進んでいる。意外と思うかも知れないが、日本は隠れた無人機大国であり、農薬散布を主体とした産業用無人ヘリコプタが2,500機も登録され稼働しており、操縦資格者は10,000人を越えている。しかしながら、国際的には明確な運用ルールが無いのが実情である。 無人航空機の商業利用は、農業・空撮・観測・監視・調査用途を始め、輸送業務などへと活躍の場を広げようとしている。 本セミナーでは、話題の背景や今後の課題など、無人航空機を取り巻く環境について解り易く解説して行こうと思う。