「新製品や新規事業のタネ探しや企画立案を行なっていると、何故か他社と同じようなテーマに辿り着いてしまう」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。同じようなテーマに辿り着いてしまう最大の理由は、探索の考え方と集める情報が同じになってしまうためです。
ネットが発達した現状では特に、情報源が同じになりやすく、そして考察の仕方が同じとなれば、当然、同じ結果に陥ってしまいます。
では、このような時代において、どのように差別化事業を創り出せばよいのでしょうか。そのポイントは、情報を収集する際の、観点の差別化にあると思われます。すなわち、観点を決める考察があって、情報収集があり、そして考察があるということです。
本セミナーは、意味のある差別化要素を伴った新製品、新規事業を開発するための情報力と考察力という要素について、実践的な行動につながるような具体的な解説を行なうものです。
- “新製品、新規事業のテーマ探索はトレンド分析から”という常識について
- 世の中の環境トレンド調査の一般的な進め方
- 環境トレンドを調査する観点はどのように選択されるのか
- 成長トレンド、成長分野の一般的な捉え方
- 新しい事業を創出するためにSWOT分析をする意味は?
- 何故、成長トレンドを追いかけると他社と同じテーマに辿り着くのか
- 成長トレンド、成長分野という言葉の正体
- 成長トレンドを分析しても情報では差がつかない
- 成長分野を狙う情報分析型のテーマ探索の進め方
- 情報分析型テーマ探索の利点と欠点を理解する
- アイデア発想を出発点にテーマを探す進め方
- アイデア先行アプローチの利点と欠点
- 人と差別化する商品・事業を創るという姿勢で情報を収集する
- トレンドという変化が起きる背景の本質
- ニーズの構造が分かっていないと情報収集も変わらない
- 潜在ニーズを探すための考え方
- 顕在トレンドと潜在トレンドの違い
- 変化に追随した事業事例
- 変化を創り出した事業事例
- 人と差別化する商品・事業を創るための考察力と情報力
- 環境分析の前に自社を分析する
- 意外にできない自社の考察
- 社内情報の使い方と活かし方
- 差別化商品・事業を創るための自社分析の進め方
- 自社のアイデンティティを考察する
- 自社のアイデンティティから探索領域を決める
- 自社のアイデンティティが差別化の出発点
- 自社のアイデンティティから構造マップを使って探索領域を絞り込む
- リアリティのあるニーズ情報を発掘する
- 商品を探す前に顧客の目的を探す
- 顧客の目的探しのための情報力 (情報源の種類とネットの使い方)
- 顧客の目的を探すためには顧客を決めることが先
- 変化と目的と商品 (手段) の組合せで仮説を考える
- ニーズを発掘するための基本は発信すること
- 情報は広く発信すればするほど情報価値はゼロに近づく
- ニーズの実現手段のアイデアを考える
- アイデアと異質な要素の組合せ
- “発想力”と“情報力+考察力”の違い
- 異質な要素を集める情報力がユニークなビジネスモデルをつくる
- ビジネスモデルの要素である基本モデル、業務モデル、収益モデル
- 顧客との対話を行なう
- 顧客との接点をつくるための方法
- 対話で使ってはいけない“NGワード”
- 仮説は検証するものではなく覆されるもの
- 対話した以後の対応と行動が大切
- テーマ評価の考え方とコツ
- 事業特性を考察することの大切さ
- 事業特性の考察をテーマ評価のやり方
- 顧客価値、利益、売上という優先順位とプラスαの指標
- 撤退についての考え方と対応の仕方