表面張力にかかわる現象は多い。材料の設計者としてはそれら事象を独立に扱いたい。たとえばコーティング液の表面張力は下げたいが、塗布後の膜の性質には影響を与えたくないなど。
表面調整剤では組成と構造制御技術により、超親水性をはじめとして、従来にない性質やバランスの特性を持つものが開発されてきている。 塗布液の設計者やコーティング膜を活用される方に役立つ、実際的な情報を提供したい。
- 静的表面張力、動的表面張力その違いはなんですか?
- 膜の平滑性はどのように測る?
- 目視外観・プロの目で見た違いを測定値で表現できる。
- 接触角測定から得られるものは?
- 表面調整剤・レべリング剤、その構造を理解しましょう。
- 添加剤によりどのような効果が得られる?
- 実験データとモデルを通じて基本特性の理解を深めます。
- 下地への濡れ、ハジキ防止
- 膜のスリップ性
- 膜の平滑性
- それはどのような条件の時か?メカニズムに踏み込んで。
- 水系と非水系は同じ考え方でよいか?
- 一方、添加剤による副作用は心配しなくてよいか?
- 最新の表面調整剤を紹介します。
- 超親水性を膜にもたらす添加剤
- 撥水・撥油、、汚れがふき取りやすい膜をもたらす添加剤
- 密着性・付着性を上げる添加剤
- 粘性挙動も考慮しないと平滑性は向上しない!
- レオロジーコントロール剤の概要