第1部 ファーマコゲノミクス (PGx) 導入臨床試験実施におけるノウハウと実践例
- PGx活用の新たな展開に向けて -
(2014年10月27日 10:30〜13:00)
治験責任医師として、第I相臨床試験におけるPGx導入・定着に取り組んできた実績をわかりやすく紹介し、実施のノウハウ、倫理的配慮、遺伝子解析技術の進展などを具体的に解説します。併せて、今後の新たなPGx活用の展望にも触れます。
特に、PGx関連導入試験を企画、実施を担当される製薬企業の方、遺伝子解析技術の医薬品開発領域への活用を望まれる関連部門の方に、現場の実際をお伝えします。
- ファーマコゲノミクス (PGx) の概要
- ポストゲノム時代の臨床試験 (治験) への取り組み
- 倫理と解析技術の確立
- PGx導入治験普及の啓発活動
- PGx導入臨床試験の実際
- PGx層別試験とDNAバンキング
- PGx層別試験の対象遺伝子多型
- PGx導入試験の実践例
- PG導入臨床試験の展望
- 遺伝子多型解析の動向
- 遺伝子解析技術の刷新
- ゲノムバイオマーカーの活用
- 質疑応答・名刺交換 ※ テーマ全般に係わる自由なご質問、ご相談にも応じます。
第2部 アジア/欧米を含んだ国際共同試験PGxスタディー実施と国内外レギュレーションの対応
(2014年10月27日 13:50〜16:30)
日米欧の規制当局はファーマコゲノミクスに関するガイダンス等を発出し、個別化医療を志向した医薬品開発をリードしています。本講座では実例に基づいてファーマコゲノミクスのコンセプトについて理解を深め、レギュレーションから想定されるファーマコゲノミクスを取り入れた医薬品臨床開発のイメージをディスカッションします。
- 医薬品開発におけるファーマコゲノミクスの現状
- ファーマコゲノミクス研究の例
- Warfarin
- Gefinitib
- Carbamazepine
- ICH guidelines
- ファーマコゲノミクスにおける遺伝学、分子生物学的観点
- Genetic variation and polymorphisms
- ハーディー-ワインバーグ平衡
- ハプロタイプ
- 連鎖不平衡
- ファーマコゲノミクスを取り入れた臨床試験の企画、実施と問題点
- Hypothesis generating vs. Hypothesis testing
- Retrospective vs. Prospective
- 表現型の選択と収集
- 検出力とサンプルサイズ
- データの品質管理
- 統計モデル
- 構造化集団について
- 多重検定と有意水準の調整