1. 病床機能報告制度下の自院ビジョン策定と病棟再編成への具体的な経営戦略
~2025年に向けて病棟再編成はエンドレスとなるのか~
(2014年11月30日 13:00〜14:55)
- 2014年度改定における7対1入院基本料ふるい落とし政策の経過措置が終わった10月には、同時に病床機能報告制度がスタートします。自院の方向性を定めて病棟再編成を行ったと思いますが、それは決して終着点ではありません。病床機能報告制度では病棟機能を現状と6年後のあるべき姿 (ビジョン) を報告します。そのためには今後、都道府県が策定する地域医療ビジョンの前に自院のビジョンを明確にしないといけません。そこでは自院の「やりたい医療」と行政、地域から「求められる医療」との整合性が必要になります。2025年に向けた病棟機能「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」について具体的な病院事例をもとに経営戦略、収入シミュレーション、メリット・デメリット等を説明します。
- 開始された病床機能報告制度への対応
- 地域医療ビジョンの前に自院ビジョン策定が先になる
- 高度急性期のICU、HCU等の急性期ユニットの経営戦略とシミュレーション
- DPC急性期病棟の経営戦略とシミュレーション
- 地域包括ケア病棟の経営戦略とシミュレーション
- 回復期リハビリ病棟の経営戦略とシミュレーション
- 医療療養病棟の経営戦略とシミュレーション
- 自院病棟再編成は行政、地域から「求められる医療」との整合性が重要
- まとめ
- 質疑応答
2. 2025年の地域包括ケアシステムを見据えた「地域包括ケア病棟」の充実と地域医療連携の推進
(2014年11月30日 15:05〜17:00)
今改定で急性期から在宅までを繋ぐ要となる地域包括ケア病棟が誕生した。期待される機能は急性期からの受け入れ (ポストアキュート) 、在宅療養患者の緊急時の受け入れ (サブアキュート) 、そして在宅生活復帰支援である。これらの機能を地域包括ケアシステムや地域医療ビジョン策定に活かし、国民、良き医療人、医療提供者、地域包括ケア病棟協会等の立場を整理しつつ、「ときどき入院ほぼ在宅」を目指す。
- 地域包括ケア病棟の誕生
- 地域包括ケアシステム
- それぞれの立場から本病棟に求めること
- 病棟構成シミュレーション
- 地域包括ケア病棟協会の活動
- 質疑応答