本講演は、英文契約書の読み方、書き方の入門書として長年にわたり定評があり、毎年版を重ねる基本書2冊 (日経文庫「英文契約書の読み方」「英文契約書の書き方・第2版」 (いずれも2006年刊行、アマゾンの英文契約書ジャンルのベストセラー) ) をテキストとして、実社会で英文契約の知識・技術の修得を必要とする方々のために、丁寧でやさしい講義を行う。講師は、ロンドン、サンフランシスコ、中東等で数々のプロジェクトに携わり、契約の技術は現地で生き抜くための日々の経験、戦いの中から身につけたものである。
第1回の講義では、「英文契約書の読み方」 (講座当日配布する) をテキストに使い、英文契約独特の用語と表現を懇切丁寧に紹介し、初めての方でも英文契約を怖がらなくなるように説明、学び方を助言する。たとえ語学力は未熟でも、取引について知識があり意欲さえあれば、英文契約は修得できる。英文契約を理解するための必要有益な英米法に関する基礎を講義のなかで、随時、ビジネスのポイントとともに伝授する。第2回の講義では、「英文契約書の書き方・第2版」 (講座当日配布する) をテキストに使い、英文契約書の作り方、基本的な一般条項 (各種契約に共通) を丁寧に優しく解説する。さらに、代表的な契約形態別に契約書の構造、基本条項とその書き方を紹介する。第1回、第2回とも、それぞれの第2部 (後半) で代表的な契約を取り上げ、ビジネス条件も含め、その読み方、書き方の要点を説明する。
今回、講座で配布する日経文庫には、それぞれ、100例文を越える生きた現場で役立つ例文が和訳・解説つきで収録されています。出張先であなたを助けます。
(2014年11月19日13:00~17:00)
第1部と共通の「販売店契約ハンドブック」を配布し、販売店契約について、「英文契約書の書き方」のテキストの「販売店契約」の項での説明と連動、参照しつつ、詳しく丁寧に説明する。主な項目は下記の通り。第1回に続き受講される方にとっては、第1回にて、会場で配布されるテキストが第2回の講義の事前予習テキストとして準備できる。2回連続の受講が英文契約書の知識・技術を修得するのに、極めて効果的になる。