グローバリゼーションという言葉に踊らされて視野が狭くなっていませんか?「均質化」「世界同時」といった表現ばかりが連想され、世界にある凹凸が見えなくなるのです。 書店に出かけると、超巨大企業のグローバル戦略とシリコンバレーの勇ましいタイトルばかりが目に迫ってきますが、世界の市場の実像はこんなところに集約されません。スマホひとつをとっても、ハードメーカー、アプリ、コンテンツとエリアを異にすると、まったく違うレイヤーで世界が見えてきます。 それでは、どのようにこのまだら模様の「グローバル市場」を眺めればよいのでしょうか?そして、各市場にどのようなローカリゼーション戦略が必要でしょうか? まずは、ヒントを得るために「世界の中小・ベンチャー企業の経営者が何を考えているか?」を探ってみましょう。そこからローカリゼーション戦略を考えてみます。