本セミナーでは、限られた資源を有効に使うために、熱力学第2法則を考慮したエクセルギー解析を自動車に適用する方法について解説いたします。
自動車は、エネルギー源 (燃料や電力など) から動力へのエネルギー変換、空調、排気までを行う独立したエネルギープラントです。それらのプロセスでは、化学反応、混合・拡散、流動、熱交換などが生じています。コージェネレーション発電システムでは発電量と熱量の総合効率を用いていますが、自動車の場合には燃費が重要で、空調まで含めて考えることはあまりありません。電気自動車ですら、満充電での走行距離を問題にしています。コージェネレーションや自動車においては熱力学第1法則だけが考慮されており、第2法則によるエネルギーの質を考えていないので、本質的なエネルギーの有効利用ができていないことになります。 本セミナーでは、限られた資源を有効に使うために、熱力学第2法則を考慮したエクセルギー解析を自動車に適用する方法について解説します。