バイオ医薬品CMC 国内外規制当局対応コース

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バイオ医薬品CMC 国内外規制当局対応に関するセミナーを2テーマセットにしたコースです。
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通常受講料 : 100,000円(税別) → 2コース申込 割引受講料 66,500円(税別)
通常受講料 : 108,000円(税込) → 2コース申込 割引受講料 71,820円(税込)

日時

開催予定

プログラム

2014年9月29日「欧米のバイオ医薬品CMC申請記載要件と規制当局の関心が高い重要ポイント」

第1部 FDAにおけるバイオ・抗体医薬品CMCに関する審査・申請データと不溶性微粒子の取扱い ~FDAの関心が高い重要ポイント

(2014年9月29日 10:30〜13:00)
  1. 抗体医薬品開発のCMC及びCMO戦略
    • CMOまたは提携企業選択の留意点
    • 国内・海外のCMO
    • 原薬製造プロセスの開発 (前臨床、臨床から市販へ)
  2. 抗体医薬品の製造と品質管理
    • ICHガイドラインとCTD Module3 (Quality)
    • 厚生労働省による抗体医薬品の品質評価のためのガイダンス
    • gaidorainn
  3. モノクローナル抗体生産のための遺伝子発現構成体の構築
    • 細胞基材の樹立
    • 培養及び精製
    • ウイルス安全性
    • プロセス・コントロール
    • 製法変更
    • 特性解析
    • 規格及び試験方法
    • 標準物質
    • 製剤開発
    • 安定性と輸送 (特に液体製剤品)
  4. 申請に必要な特性解析データの具体例
    • 構造
      • アミノ酸組成及びアミノ酸配列、N末端及びC末端アミノ酸配列、ペプチドマップ、
      • スルフヒドリル基及びジスルフィド結合、糖鎖、人為的修飾
    • 物理化学的性質
      • 質量分析、分光分析 (円二色性分析など) や示差走査熱量測定、電気泳動パターン
      • 液体クロマトグラフィー (サイズ排除、イオン交換、疎水性、逆相など)
    • 生物学的性質
      • 結合特性、機能的特性
    • 不純物
      • 凝集体、重合体及び切断体、ジスルフィド結合形成不全体
      • H 鎖C 末端リジン欠失体、メチオニン残基の酸化体、脱アミド体及び異性化体
    • 不溶性微粒子

第2部 3極差をふまえたバイオ医薬品CMC・CTD 申請の記載要件と頻出照会事項 ~海外規制当局の関心が高い重要ポイント

(2014年9月29日 13:50〜16:30)

近年、新医薬品の承認申請において、製剤開発 (Q8) 、品質リスクマネジメント (Q9) 及び医薬品品質システム (Q10) の3つのICHガイドラインに記述されている原則と概念を反映するようになり、製剤の品質管理に関してCTDのCMC部分の作成に大きく変更してきました。更に2014年7月10日に原薬の開発と製造 (Q11) が公表され、承認申請資料のうち、3.2.S.2.2~3.2.S.2.6 に記載すべき内容に関する指針を示してくれました。本講では、原薬の開発と製造のガイドラインに基づき、バイオ医薬品原薬の製造方法、原材料管理、製造工程管理、製造工程バリデーション及び製造法開発の経緯などの記載要点及び欧米との相違点を解説する。
  1. 製造方法の記載
    • 製造工程の流れ図
    • 各工程パラメータ
    • 重要工程及び工程内管理試験
    • 承認後変更一変事項と軽微変更届
    • 再加工工程
  2. 原材料の管理
    • 原材料の規格及び受入試験
    • 生物起源原材料
    • 公定書適合原材料
    • 製造者規格原材料
    • 細胞基材の起源及び作製
    • セルバンクシステムの構築及び特性解析
  3. 重要工程及び重要中間体の管理
    • バイオ原薬の重要工程の選定及びその理由
    • 重要工程の重要パラメータ
    • 重要工程の工程内管理試験
    • 軽微変更パラメータの根拠
    • 重要中間体の管理項目
  4. プロセスバリデーション
    • バイオ原薬/生物起源由来原薬に特有の原則
    • 小規模モデルデータの活用
    • 商用生産にin vitro 細胞齢の上限の検証
    • クロマトグラフィー用カラムのライフサイクル
    • ウイルス等を除去する工程能力の検証
  5. 製造法開発の経緯
    • 工程開発の指標―原薬の重要品質特性
    • 開発中に製造工程の変更及びその同等性/同質性
    • 製造工程の開発研究―工程の特性分析
    • 製造工程の開発研究-パラメータの分類
    • 綜合的な品質管理戦略

2014年10月31日「バイオ医薬品の分析法バリデーション/規格・試験方法設定実例とSubvisible particleに関するFDA要求事項」

第1部 バイオ医薬品のSubvisible particleのRegulationに関する指針とSubvisible particleの新規評価・分析法 ~FDAから今後求められるであろうSubvisible particleの新規Regulationに関する指針~

(2014年10月31日 10:30〜13:00)

  1. Workshop on Protein Aggregation and ImmunogenicityにおいてFDAのDr.Kirshnerから発表された、今後FDAから求められるであろうSubvisible particleの新規Regulationに関する指針に関して紹介するとともに、Subvisible particleの新規評価・分析法に関して説明を行う。
  2. バイオ医薬品における免疫原性のリスク因子
  3. FDAから今後求められるであろうSubvisible particleの新規Regulationに関する指針
  4. タンパク質会合/凝集体・Subvisible particles・不溶性微粒子の評価・分析法
    • 新規Subvisible particle評価・分析法の比較
    • タンパク質会合/凝集体の新規評価法とその問題点
    • 現行の不溶性微粒子検査法 (HIAC) の問題点とMicroflow Digital Imaging法との比較
    • 不溶性異物の同定法
    • 薬液中の不溶性異物同定のフロー
    • バイオ (抗体) 医薬品凝集化の主な原因とその生成メカニズム

第2部 バイオ医薬品における分析法バリデーション/規格・試験方法設定実例とタイミング ~実務上留意すべき重要ポイント~

(2014年10月31日 13:50〜16:20)

本講では、主にバイオ医薬品の開発QC担当および申請データ取得を予定されている方に、バイオ医薬品の開発における規格・試験方法の設定と分析法バリデーションを実施する上で実務的な重要ポイントについて実例を交えながら説明を行う。
  1. 規格試験設定に関するレギュレーション
  2. 規格設定に関する基本的な考え方
    • 規格設定の手順
    • 安定性試験と規格設定
  3. 規格試験方法の確立と規格値設定根拠の実務的な考え方 (事例紹介)
    • 開発段階における治験薬の規格設定
    • 不純物含量試験の規格設定の考え方
    • 凝集体の試験
  4. 分析法バリデーション実施に関するレギュレーション
    • 分析バリデーションに関する通知
  5. バリデーション実施に関する基本的な考え方
    • 分析能パラメータの評価ポイント
    • 基準値設定の根拠
    • 開発段階における分析バリデーション
  6. バイオ医薬品分析における性能評価と評価結果の考え方 (事例紹介)
    • 抗体の糖鎖プロファイル分析
      1. 特異性評価
      2. 真度評価
      3. 精度評価
      4. ペプチドマップ試験のバリデーション
      5. 特異性評価
      6. 精度評価

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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