私が勤務していたトヨタでは、入社2日目から「あること」を研修で学びます。「問題解決」です。研修講師の方曰く、「こんな充実した内容は他にマッキンゼー位!」。それ程トヨタが力を入れるテーマ「問題解決」。
ただし。実際にトヨタで働いていた人間としてこっそり書いてしまうと、実は研修で学んだ問題解決をそのまま使っている人に、私はトヨタ社内で出会ったことがありませんでした。研修をベースにしつつも、みな自分なりに再解釈・再構築したものを、日々の仕事で実践する。これが実態でした。
いったい何が言いたいのかというと、当のトヨタ社内の人達でもこれが実態なのです。書籍や雑誌のトヨタ特集を読んでも、トヨタ外の人がその問題解決を再現できないのは当たり前です。
とはいえ、トヨタの人達が「問題解決アタマ」で日々仕事をしているのは事実。私もその実践者の一人です。そこで今回のセミナーでは、私なりに学び取ったトヨタの「問題解決」を、とことんシンプルにしてあなたに手渡します。
本質のみを抽出し、その本質を誰でも実践できる動作=「紙1枚書く」に変換。短時間での実践を可能にしました。忙しくて「考えてシゴトする余裕がない」という方にほど好評頂いています。ご興味あれば、以下もご一読ください。
講演要旨
- なぜトヨタは「問題解決」を重視するのか?
- 「なぜ働くのか?」「仕事とは何か?」といった根本レベルから、この問いに迫っていきます。
- トヨタの「問題解決の本質」とは何か?
- 実際に働きながら日々学び、実践した結果としてたどり着いた本質を、たった「2行」に結晶化しました。
- 「1枚問題解決」術=「ソリューション8」の書き方・使い方
- 過去の受講者にも好評の「大量のワーク」を通じ、密度の濃い充実した4時間を過ごして頂きます。
- はじめに:「わかるかどうかvsできるかどうか」
- セミナー・研修・講演等を受講するうえで最も大切なこと、それは「○○」
- トヨタで働きながら観察・発見した、「シゴトができる人」に共通する「口ぐせ」とは?
- なぜトヨタは仕事のうえで「問題解決」を重視するのか?
- そもそも「仕事」とは?「働く」とは?独立して改めて見出した 「仕事の本質」とは?
- 入社2日目、4年目、8年目、トヨタの研修では何を学ぶ?
- トヨタの問題解決のヒミツとは?
- 雑誌や書籍でたびたび紹介されるTBP (Toyota Business Practice) とは何か?
- トヨタの問題解決の実態:トヨタで働く人々はこの手法をどう活用している?
- トヨタの問題解決の本質は2つ:「○○ると○るの繰り返し」&「3つの○○の組合わせ」
- 問題解決の本質を誰もが実践するヒミツとは?
- 「問題解決アタマ」を自分にもインストールするシンプルな方法=「○に○○」
- 7万人の社員を有するトヨタが、「シゴトができる人」を次々に育成できるシンプルな理由
- 実践のカギは「動詞」ではなく「○○」にしてしまうこと
- 「1枚問題解決」術=「ソリューション8」とは何か?
- 問題解決の実践は、たった1枚のフレームから
- たった「1枚」書くだけだから、「短時間、シンプル、カンタン」=忙しくても実践可能
- 「ソリューション8」を実践するための3つのワーク
- パターン1:how型、パターン2:why-how型 、パターン3:当日のお楽しみ
- まとめ/質疑応答/「1枚」ワークスが提唱する9つの「1枚フレーム」のご紹介