(2014年8月27日 13:00〜14:10)
安倍政権は、昨年、放送番組の海外販売の3倍増を政策目標として掲げた。それに併せて政府による支援制度が急に拡充した。 しかし、文化の輸出である放送番組輸出は一朝一夕に拡大しないし、また時間をかけないと負の効果も発生する。 諸外国の事例や歴史も含めて、海外番組販売の概略とトレンドを紹介する。
(2014年8月27日 14:25〜15:35)
1960年代から始まった日本コンテンツの海外への販売であるが、近年、韓国や中国の台頭に伴い、やや伸び悩んでいるといわれている。 NHKや民間放送各局が独自の努力とともに海外番販の増強を目指すなか、2013年夏、一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構 (BEAJ=ビージェイ) が創設された。 BEAJは放送コンテンツの海外輸出を促進するうえで、日本の製品、文化、食、観光などとの分野での海外展開とコラボレーションする形で、番組販売の促進を目指す構えである。 現在の番組販売の状況、そしてBEAJによる取り組みと今後の方針などについて紹介する。
(2014年8月27日 15:50〜17:00)
60年以上にわたり、日本のテレビ番組は成長さらに成熟したが、国内市場を念頭にしているため高品質だが国際市場とは温度差が生じ、“ガラパゴス化“とも揶揄されている。 インターネット時代において、世界では国内用番組制作と海外用番組制作が同時に行われる傾向にある中、別線にて行われている日本のコンテンツ制作をいかにして「国際化」するのか。 日本テレビが試みている取組みの他、放送各局が手を組んで立ち上げたTreasure Box Japanについて紹介し、今後の展望を探る。