製品開発はシーズ志向からニーズ志向へのシフトが生じ、ユーザや顧客の声を聴く重要性が広く認識されるようになりました。
昨今では、ユーザや顧客自身も気づいていないような潜在的なニーズ抽出が求められています。
行動観察とは、その名の通り、現場における顧客の観察を通じて、彼らの行動の背景や原因を分析し、 現場 (フィールド) に潜むニーズや課題を導き出す新たなマーケティング手法です。
そこから、新たな商品アイデアや機能の開発、既存の製品の改善、新たな事業の多角化のヒントなどを得ることを目的とします。
本セミナーでは「行動観察」手法概要の講義及びビデオ教材を使った実践により、現場起点のマーケティング手法の入門スキルを身につけていただきます。
- ビジネスと行動観察
今なぜ行動観察が必要とされているのか、からはじめ、ビジネスにおいてどのような有効性を発揮し、どのように活用されているかを、実際の改善事例も併せて解説。ビジネスにおける行動観察の活用についてご紹介します。
- 背景:なぜ行動観察なのか
- 行動観察の特徴とビジネスにおける有効性
- 行動観察理論
単に「見る」ということから「観察する」レベルにまで到達するための知識、実践にあたってのコツ、観察・分析に使える知見を紹介し、科学的な行動観察について理解していただきます。
- 観察者に関する基礎知識
- 観察に関する知識
- 観察・分析を支援する知識と見方
- 行動観察演習
複数のビデオ教材を用いて行動を「観察する」こと、発見型行動観察を実際に体験していただきます。
- ファインディングシートの書き方
- ビデオ演習