介護や見守り、生活支援などのため、人間と会話したり、人間と直接触れ合ったりする次世代ロボットが実用化の段階を迎えつつあり、巨大市場創出の期待が高まっている。他方、法整備や、事故を起こした際の責任の所在など、解決するべき問題点も多い。
本講演では、次世代ロボットを実用化する際、メーカーやサプライヤーが直面する法律的な課題を概観し、企業が次世代ロボット市場に参入する際持つべき心構えについて述べる。
- 次世代ロボットとは
- 次世代ロボットと「安全」について
- 事故を起こした場合の法的責任
- 安全認証と保険
- 自律運転自動車
- 次世代ロボットと「情報・プライバシー」について
- クラウドネットワークロボットの法的問題点
- 顔認証システムの法的・社会的問題
- 次世代ロボットとプライバシー権との関係について
- さらに未来のロボットと法律について
- 軍用ロボット規制について (武器輸出三原則緩和との関係)
- 「感情」をもつロボット
- 質疑応答/名刺交換