第1部 工業品 (複合材料) 分野の発展を支える高性能繊維・高機能繊維の開発動向
(2014年9月26日 10:30〜12:00)
日本の繊維産業は、衣料用や家庭用は近隣アジア繊維国との競合で厳しい環境にあり、高性能繊維や高機能繊維によるテクニカルテキスタイルを用いた産業用途への展開へシフトしている。
高性能繊維や高機能繊維の特性とその用途展開、課題などを紹介する。
- テクニカルテキスタイルとは
- 高性能繊維の特性と用途展開
- アラミド繊維
- ポリアリレート繊維
- 超高分子量ポリエチレン繊維、
- 炭素繊維 など高性能繊維の特性と用途展開 ならびに複合材料への取り組み
- 高機能繊維の特性と用途展開
- 導電性繊維
- 耐熱性繊維
- 難燃性繊維など高機能繊維の特性と用途展開ならびにスマートテキスタイルについて
- テクニカルテキスタイル技術の国際競争力
- 今後の発展
第2部 ガラス繊維の特性及び複合化技術
(2014年9月26日 13:00〜14:30)
GFRPの原材料、成形方法、簡単な材料設計までを解説し、GFRP全般にわたり把握できるような内容とした。GFRP入門として活用して頂くことを目的としている。
- GFRPの需要動向
- GFRPの原材料
- ガラス繊維の種類と形態
- 樹脂の種類と性質
- 不飽和ポリエステル
- ビニルエステル
- エポキシ等の説明
- 樹脂特性の違い
- ガラス繊維の表面処理
- GFRPの代表的成形方法 (HLU,プレス、引抜、FW等の説明)
- GFRPの特性 (耐薬品性、耐候性等の特性の説明)
- 材料設計 (一方向強化の複合則等)
- 接合
- 用途事例
第3部 炭素繊維複合材料のコスト低減に貢献する技術の動向
(2014年9月26日 14:45〜16:15)
炭素繊維複合材料のコスト低減に関する最近の技術開発動向を炭素繊維、樹脂、成形、二次加工、さらにはリサイクルの面から説明する。
- はじめに
- 炭素繊維のコストダウン技術開発
- 炭素繊維複合材料成形のコストダウン技術開発
- 積層の自動化
- OOA成形 (脱オートクレーブ成形)
- 一体成形
- 高速RTM
- 二次加工技術
- 熱可塑性樹脂使い炭素繊維複合材料の開発
- 炭素繊維の改質
- 樹脂の改質
- 熱可塑性樹脂使い成形技術
- ハイブリッド成形技術
- 接合技術
- リサイクル技術
- まとめ (今後の課題)