ここに来てロボットが俄かに脚光を浴びている。中でも、自動車や電機メーカーなどの工場で利用されてきた産業用ロボットに代わり、介護や家事など様々な生活シーンで働く「サービス・ロボット」へと業界の関心がシフトしている。この種のロボットには、高度なパターン認識能力や器用な動作、さらには人間とコミュニケーションする能力などが必要とされる。これを実現するのが「機械学習」や「ニューラルネット」、さらには「自然言語処理」などAI (人工知能) 技術だ。
グーグルが昨年から今年にかけて買収したベンチャー企業は、いずれも上記ロボットやAIを開発する企業だ。またソフトバンクが発売する「Pepper」もAIを搭載したサービス・ロボットの一種。AIとロボットの融合は、最早不可避のトレンドとして迫ってきた。本セミナーでは、AIの導入で生まれ変わるロボット産業の行方を展望する。 (脚注)
- 最新動向
- グーグルのロボット・AIベンチャー買収、DARPA Robotics Challenge、Pepper発売…
- ロボット産業の現状分析
- 成熟化する産業用ロボット市場
- 芽吹き始めたサービス・ロボット市場
- 新旧ロボット市場に占める日米の位置付け
- 次世代ロボットに必要とされるAI (人工知能)
- AIの簡単な歴史とロボットとの関係
- 次世代ロボット開発へのハードル
- 高度な外界認識能力やコミュニケーション能力に必要なAI技術
- ビジネスと産業へのインパクト
- 次世代ロボットはどんな分野に導入されるのか、グーグルやアップル、アマゾンなどは、これを使って何をしようとしているのか
- 本当は人余り?それとも人手不足? サービス・ロボットはどこで必要とされているのか
- ビッグデータやIoT (Internet of Things) との関係
- 最近の統計確率型AIとウエアラブル端末やスマートホームなどIoTとの関係を解説
- グーグルの全産業征服計画
- 自動運転車の正体はAIを搭載したロボット ―― 既存産業がAIとロボットで一新される
- 日本の産業界にとっての意味
- 世界市場における日本の最後の砦「ロボット産業」を死守するには
- 質疑応答/名刺交換
(脚注)
- 講演当日の内容は、取材結果と最新動向により異なる可能性があります