室内環境・建材等から発生する、化学物質の放散試験・環境分析とVOC/SVOC評価

シックハウス症候群に代表される室内環境における化学物質汚染は社会問題となり、原因物質である揮発性有機化合物 (VOC) や準揮発性有機化合物 (SVOC) の室内濃度指針値が厚生労働省により設定されるとともに、発生源である建材についても日本農林規格 (JAS) でホルムアルデヒド発散量に関する性能区分が定められてきています。 　今回の講座では室内環境分析と放散試験について概説すると共に、ブルーエンジェルなどの海外規格、SVOC、知覚空気質、ナノ粒子の評価について実施例と共にご紹介します。

1. 室内環境と建材等の放散物質に対する規制等
   1. 室内環境管理に係る法律・指針・通知等
   2. 放散物質管理に係る法律・指針・通知等
2. 室内空気室評価
   1. 精密測定法 (アクティブ法)
   2. 簡易測定法 (パッシブ法)
3. 建築材料の各種放散試験規格
   1. 建築材料の科学物質放散量測定関連JIS規格
   2. 小形チャンバー法 (JIS A 1901, 1902)
   3. 大形チャンバー法 (JIS A 1912)
   4. マイクロチャンバー法 (JIS A 1904 )
4. 放散試験に係るその他規格
   1. 自動車部品:内装材 (JASO M902)
   2. ブルーエンジェルマーク認定規格 (ドイツ)
5. 室内環境に係るその他の評価法
   1. ハウスダストに付着するSVOCの評価例
   2. 製品から放散するVOCとにおい評価例
   3. プリンタから発生するナノ粒子の評価例

• 質疑応答・名刺交換