作業者は、担当作業に係る製造指図記録書とSOPを拠り所に作業している。それだけに、必要な指図がない、あいまいな記述、裁量が入る記述、字数が多く読みにくい記述では逸脱を誘いかねない。
基準書など上位文書の作成時とは異なり、指図書、SOPは作業ミスを防止するための特別な配慮が必要である。実例を交えて、逸脱を低減するための書き方・工夫を紹介する。
- ヒューマンエラーの原因
- ヒューマンエラーの発生タイミング
- ソフトで対応できることも多い
- 逸脱=作業ミスと単純にとらえない
- ヒューマンエラーの遠因
- トラブルの再発防止はSOPの点検から
- SOP作成の留意点
- SOPの働き
- 整備すべきSOP群は各社で異なる
- SOPへの記載項目
- SOPの留意点
- SOPの作成手順
- ダメなSOP
- 倉庫作業SOPの留意点
- サンプリング作業SOPの留意点
- 秤量作業SOPの留意点
- 液調製作業SOPの留意点
- 手洗浄作業SOPの留意点
- 工事業者への教育SOP
- 訪問者の教育SOP例
- 査察時のSOPの不備指摘事項
- SOPと指図書の棲み分け
- 製造指図書の作成
- 製造指図記録書作成の基本
- 逸脱検知に有効な指図記録
- フォーマット
- 製造指図書原本の承認者について
- 重要工程の手順記載例
- 製造記録の作成
- 記録書に期待すること
- 記録書の要件
- 記録管理規定
- 電子的記録保管の留意点
- 記録書への記載事項
- 日誌 (ログブック) とは