公益社団法人日本看護協会 看護研修学校 認定看護師教育課程長
溝上 祐子 (みぞかみ ゆうこ) 氏
(2014年11月15日 13:00〜14:10)
日本は類を見ない高齢化社会を迎えています。臨床現場では寝たきりで失禁に伴うスキントラブルの発生に悩まされます。 また、ストーマを造設された方も排泄物の付着やストーマ装具の装着に伴う刺激でスキントラブルを発生させます。これらのスキントラブルの発生には脆弱な皮膚のバリア機能の破たんが関係しています。 予防するには皮膚の生理機能、皮膚にどのような刺激が加わって、スキントラブルが発生するのか、その原理を知ることが重要です。今回は皮膚の生理機能に加えて、排泄に伴うスキントラブルの発生機序を具体的に解説いたします。
公益社団法人日本看護協会 看護研修学校
認定看護師教育課程 皮膚・排泄ケア学科 専任教員
津畑 亜紀子 (つばた あきこ) 氏
(2014年11月15日 14:30〜15:40)
おむつは排泄にトラブルを抱える人々にとってQOLの維持のためあるいは生活を支えるために必要な用品の1つです。 しかし、使用方法を誤ればスキントラブルの原因となったり、自尊心を傷つけたり、孤立感が増すなどの精神的・社会的な問題にもつながりかねません。 今回は、おむつの種類や特徴、使用方法、スキントラブル発生時のケア方法について解説いたします。
順天堂大学医学部附属練馬病院 看護部
皮膚・排泄ケア認定看護師 主任
貴田 寛子 (きだ ひろこ) 氏
(2014年11月15日 15:50〜17:00)
ストーマ周囲皮膚障害は、初期に適切なケアがなされないと容易に重症化します。 そこで、日本創傷・オストミー・失禁管理学会が開発した「ABCD-StomaR」を活用したストーマ周囲皮膚障害の評価方法と、それに基づくスキンケア方法について症例を通して解説します。