本セミナーはロール・ツー・ロールプロセスのセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 89,250円 → 割引受講料 63,000円
コーティング、乾燥、プリンティング、カレンダリングなど、様々なロールtoロールプロセスの基礎になるのがウェブハンドリング技術です。 本講座では、演習事例も交えながら、ウェブハンドリングの基礎から応用例までを解説していきます。 フィルム搬送で諸問題を抱える研究や製造の方々にとって、本講座が少しでも問題解決のきっかけになれば幸いです。
ロール to ロール方式は、ロール状に巻いた長さ数百m~数kmのフィルム基板を使って、製造プロセスを連続一貫で処理するプロセスである。基板をプラスチックフィルムとすることで、素材の薄膜化、軽量化、フレキシブル化が図れるだけでなく、製造プロセスのエネルギー、人員、 (工場) スペース、物流、等々の大幅コストダウンが期待できる。 この製造プロセスの革新を産業化に結びつけるためには、要求される性能と耐久性をプラスチックフィルム上で満足させる材料技術だけでなく、製造を可能にする装置やプロセスなどが抱える課題を解決する必要がある。 特に、プロセスの課題は実務経験の科学的分析を通して普遍的な知識として体系化することにより克服できるものと考えるが、現時点では現場のノウハウや暗黙知により行われているにすぎない。
本セミナーにおいては、ロール to ロール方式による機能性フィルムの研究から生産にいたる技術開発、現場における製造管理までの30数年におよぶ経験に基づく知見を要素技術に分解し、整理・分析することで、本分野の課題の解決と再構築の手がかりを解説する。
素材の薄膜化、軽量化、フレキシブル化へ対応、またプロセスの一貫性によるコストダウン等の観点からロールツーロールによる生産プロセスが注目されています。しかしながら、装置、プロセス、材料・製品に要求されるハードルが高く、乗り越える必要があります。 2010年12月13日「ロール to ロールプロセスにおけるフィルム搬送の基礎」 では様々なロールtoロールプロセスの基礎になるウェブハンドリング技術を解説し、フィルム搬送での問題解決の糸口を探ります。 2010年12月14日「ロール to ロールの基礎 : 要素技術とプロセスの最適化」 では現場のノウハウ、勘、暗黙知で行われている事が多いと思われる要素技術を出来るだけ体系化することを試みます。 課題の解決、現場での要素技術のスキルアップのお役に立てれば幸いです。