KDDI (株) 技術開発本部 シニア・ディレクター
松永 彰 (まつなが あきら) 氏
(2014年8月8日 15:00〜15:55)
スマートフォンの急激な普及、データトラヒックの爆発的な増大等、昨今のモバイルネットワークを取り巻く環境変化は急を告げている。 今後の環境変化と益々多様化していく要件を先読みし、柔軟に応えるモバイルネットワークを構築することが不可欠である。 本講演は、モバイルネットワークの進化の方向性、展望について紹介することを主眼とし、まず第4世代 (4G) の技術動向を紹介し、次に、第5世代 (5G) が実現する世界ICTと先読み、システムコンセプトについて述べ、5Gの実現に向けた展望について述べる。
ソフトバンクモバイル (株) 研究本部長
藤井 輝也 (ふじい てるや) 氏
(2014年8月8日 16:05〜17:00)
昨今、移動体通信システムの通信トラフィックは年率2倍で急増し、東京オリンピックが開催される2020年頃には現在の100倍以上の通信トラフィックが予想される。 このように急増するトラフィック対策として、現状のマクロセルにトラフィックが非常に高いエリアにスモールセルを重畳して配置する重畳セル構成が注目されている。 また、大都市部においては中高層ビル内のトラフィックが急増しており、高さ方向のトラフィックも効率よく運ぶ必要がある。そこで、スモールセルを立体的に配置する三次元空間重畳スモールセル構成が次世代セル構成技術として期待されている。 本講演では、基地局展開としてLTE/LTE-Advancedを対象とした三次元空間重畳スモールセル構成について説明する。