放送と通信/テレビとネットを繋ぐ新潮流、新戦略

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1. 臨界点を越え、充実する米国のOTTテレビサービス

(株) 野村総合研究所 システムコンサルティング事業本部
社会ITコンサルティング部 シニア研究員
山崎 秀夫 (やまざき ひでお) 氏

(2014年7月31日 13:00〜14:10)

 2014年に入り、米国のOTTテレビサービスが臨界点を越えて進み始めている。  有料テレビ業界の縮小開始、始まった業界再編成の動き、充実するインターネットテレビ、ライブ型のインターネット有料サービスの登場、米国最高裁におけるAereoと地上波対決など目が離せないほど変化が進みつつある。  一方、テレビ機器やスマート機器とサービスの間で注目すべきは、アップルのWWDC2014とマイクロソフトに替わるソニーによるゲームと絡めた戦略である。

  1. 縮小する有料テレビ業界と始まった米国放送業界の再編
  2. コードカットの現状
  3. 充実するオーバーザトップテレビサービス
    1. ベライゾンの逡巡
    2. WWEなどの動向
    3. イースポーツ
    4. ネットフリックスやフールー、アマゾンプライムビデオ
    5. ゲームとの合わせ技を使うソニーの戦略
    6. ディッシュネットワークのスタートアップ企業戦略
    7. 一般有料テレビ (コムキャストなど) は対抗できるか?
    8. コムキャストがYouTubeサービスを真似る訳
    9. 英国BBCの戦略
  4. Aereoと地上波対決、最高裁判決の行方
    1. ロッカーサービスへの影響を恐れる最高裁
    2. 地上波のOTT全力投球へのきっかけとなるか
  5. 課金とサービス、T-VODからS-VODへのシフトの背景
  6. 番組提供義務 (プログラム・アクセス・ルール) はインターネットに広がるか?
  7. WWDC2014に見るアップルの戦略転換の影響
    1. ストリーミングサービス重視の狙い
    2. ウルトラバイオレットを凌駕するクラウドサービス発表の狙い
    3. 大幅に稼がなくても良いアップルTV脱玩具版戦略
    4. アイウォッチにテレビを流すのか?
  8. 質疑応答/名刺交換

2. スマホとテレビ放送ログが繋ぐ新連携戦略

(株) NTTドコモ コンテンツビジネス推進部 ポータルサービス
第一ポータル推進 担当課長
中島 恵祐 (なかじま けいすけ) 氏

(2014年7月31日 14:25〜15:35)

 スマートフォンはテレビの視聴に影響を与えるチャンスはあるのか?  スマートフォンの特性を活かした新たな「番組」との接点の持ち方、マネタイズの方法等について、「ソーシャルテレビ」「ダブルスクリーン」「メタデータ」等のバズワードから、「通信」「インターネット」サイドで考えるテレビとの連携戦略を探る。

  1. TV放送ログとは
  2. TV放送ログで繋ぐ放送と通信の連携サービス (もじテレ等)
  3. 放送局とスマートフォンポータルの連携可能性
  4. 質疑応答/名刺交換

3. テレビとネット、日本テレビの挑戦

日本テレビ放送網 (株) インターネット事業局 インターネット事業部
担当部次長
宇佐美 理 (うさみ おさむ) 氏

(2014年7月31日 15:50〜17:00)

 「テレビ離れ」が指摘される中、テレビはネットとどう向き合っていくのか。テレビとネットを結び付けた企画を多数実施してきた日本テレビの狙いは何なのか?ネットを活かしたテレビの双方向企画には100万人単位の参加者が珍しくなくなっている。  大量の視聴者が参加する企画を、どうデザインしているのか。そして大量のユーザーをどうビジネスに活かしていくのか。エンタテインメントだけではなく、視聴者参加の仕組みを「防災」に活用する方法とは?  「見逃し配信」など、動画配信の分野も含め、日本テレビの取り組みと課題を報告し、テレビとネットの将来像について議論する。

  1. いまテレビをどう見られているのか?
  2. テレビとリアルワールドをつなぐ「O2O2O」とは?
  3. 「O2O2O」を実現する基幹システム「JoinTV」とは?
  4. 「JoinTV」を防災や高齢者対策に活用する
    1. 万人規模の視聴者参加企画はどうデザインされたか?
  5. 日本テレビの動画配信戦略とは?
  6. 質疑応答/名刺交換

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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