環境・エネルギー問題とパワ―エレクトロニクスの発展により、小型・高機能化したコンデンサが、家庭・産業のみならず自然エネルギー発電、自動車・鉄道車両、医療・材料改質などの分野で重要な役割を担うようになりました。
高電圧・大容量化したコンデンサには、従来以上の信頼性・安全性が要求されますが、各々の誘電体特性に長短があり、適用に当たってはその特徴に留意する必要があります。
ここでは、各種コンデンサの種類・特徴、パワ―エレクトロニクス機器での役割を解説し、産業用・自動車用への応用と信頼性、そして今後の動向などを紹介します。
- コンデンサの基礎
- 原理とその働き
- 実コンデンサの等価回路と特性
- 誘電体の劣化と寿命
- 誘電体の種類と特徴
- フィルムコンデンサ
- 種類と構造
- 各種フィルムの特性と性能
- 金属蒸着フィルムコンデンサ
- フィルムコンデンサの小型・大容量化
- 信頼性と寿命
- パルスパワーへの応用
- セラミックコンデンサ
- 種類と特徴
- 構造と製造方法
- 自動車の電装化とセラミックコンデンサ
- 信頼性と品質保証
- アルミ電解コンデンサと電気二重層コンデンサ
- 原理と構造
- 特徴と性能
- 信頼性・安全性と寿命
- エネルギー蓄積用としての応用
- コンデンサとバッテリー
- パワーエレクトロニクスとコンデンサ
- パワエレとその働き
- コンデンサの働きを高機能化したパワエレ
- パワエレに使われるコンデンサとその特徴
- 産業用・自動車用パワエレ機器への応用
- 自然エネルギー発電とスマートグリッドへの応用
- 自動車・輸送機器への応用
- 環境・医療分野への応用
- 今後の動向と課題