【第1部】 グラフェン・コンポジット開発の展開と期待 ~先行する海外事例を中心に~
(2014年9月9日 13:00〜14:00)
(独)物質・材料研究機構 先端材料プロセスユニット 客員研究員 (リサーチアドバイザー)
新谷 紀雄 氏
グラフェンは比表面積、強度、導電性などに優れ、低コストで量産されるため、材料の複合化素材として期待されている。
海外で先行しているグラフェン・コンポジット研究の現状を紹介し、また、研究開発のキーとなるグラフェン作製技術、複合化技術を解説する。
今後期待されるグラフェン・コンポジットの商品化、新規分野についても展望する。
- グラフェンの特性
- グラフェンの物性・特性
- グラフェンの複合化素材としての特長
- グラフェンの作製と複合化技術
- グラフェンの低コスト・量産化方法
- グラフェンの溶液中への一様分散化技術
- グラフェンの高分子中への分散による複合化
- グラフェン・コンポジットの開発例
- 高強度グラフェン・コンポジット高分子
- 導電性グラフェン・コンポジット高分子
- 熱伝導性グラフェン・コンポジット高分子
- 高性能グラフェン・コンポジットキャパシター
- 今後期待されるグラフェン・コンポジットの開発と新規分野の開拓
- 生体材料、ドラックデリバリーシステムなどの医療分野
- 介護ロボット、高密度デバイスなどの自己修復材料、など
【第2部】 酸化グラフェンの合成、官能基制御、還元の技術開発動向 ~グラフェン・コンポジット展開を考えて~
(2014年9月9日 14:15〜16:00)
岡山大学 異分野融合先端研究コア 准教授
仁科 勇太 氏
グラフェンをバルク材料として扱うには,黒鉛から合成可能な酸化グラフェンを用いることが望ましい。
この場合,用途に応じて適切な酸化グラフェンを選択する必要がある。
酸化グラフェンと特徴と,望みの酸化グラフェンを合成する方法を紹介する。
- 酸化グラフェンとは
- 様々な合成法
- 構造と形態
- 化学的・物理的特性
- 黒鉛の種類の影響
- 酸化グラフェンの構造制御
- サイズの制御
- 酸化度の制御 (酸化段階での制御)
- 酸化度の制御 (還元による制御)
- 酸化グラフェンの化学修飾
- 酸化グラフェンの還元
- 熱還元
- 光還元
- 化学還元
- その他の還元法
- 用途の紹介
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