本セミナーでは、様々な優れた特性を持つことから研究開発が急速に進む有機金属構造体(MOF:metal organic framework)の合成方法や用途展開等について徹底解説いたします。
(2014年8月29日 11:00~15:00)
京都大学 工学研究科 合成・生物化学専攻 助教
堀毛 悟史 氏
1990年代後半に見つかった新たな種類の多孔性材料であるMOF:metal organic framework, 有機金属構造体の基本的な紹介を行う。 特にどのように合成するか、どう材料評価するか、そして他の材料と異なる機能はなにか、について述べる。この材料に興味があり扱ってみたいと考えている方、ある程度知っている方に分かりやすくこれまでの歴史と現状を説明する。
(2014年8月29日 15:10〜16:30)
産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 上級主任研究員
徐 強 氏
(神戸大学 工学研究科 教授 (併任) )
有機金属構造体 (MOF) はこれまで主にガス分子の吸蔵・分離材として開発されてきたが、最近、それ以外の新しい用途についても広範にわたって検討されている。 演者らの研究を中心に、MOFの新しい用途展開について紹介する。