有機金属構造体の合成と用途展開

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会場 開催

本セミナーでは、様々な優れた特性を持つことから研究開発が急速に進む有機金属構造体(MOF:metal organic framework)の合成方法や用途展開等について徹底解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 新しい多孔性材料:MOFとはなにか、何ができるか

(2014年8月29日 11:00~15:00)

京都大学 工学研究科 合成・生物化学専攻 助教
堀毛 悟史 氏

1990年代後半に見つかった新たな種類の多孔性材料であるMOF:metal organic framework, 有機金属構造体の基本的な紹介を行う。  特にどのように合成するか、どう材料評価するか、そして他の材料と異なる機能はなにか、について述べる。この材料に興味があり扱ってみたいと考えている方、ある程度知っている方に分かりやすくこれまでの歴史と現状を説明する。

  1. 新たな多孔性材料:MOFとはなにか
  2. MOFの特徴:既存材料と何が異なるか
    1. 多孔性の分子構造の設計・合成法
    2. 材料評価法
    3. MOF結晶の形状制御法
  3. ガス貯蔵、分離機能:トップレコードは?
  4. 応用と今後の可能性
    1. 大量合成、安定性、コスト
    2. 他の物理機能 (伝導性、磁性、光特性など)
    3. MOFを足がかりとした他材料合成

第2部 有機金属構造体 (MOF) の新しい用途展開

(2014年8月29日 15:10〜16:30)

産業技術総合研究所 ユビキタスエネルギー研究部門 上級主任研究員
徐 強 氏
(神戸大学 工学研究科 教授 (併任) )

 有機金属構造体 (MOF) はこれまで主にガス分子の吸蔵・分離材として開発されてきたが、最近、それ以外の新しい用途についても広範にわたって検討されている。  演者らの研究を中心に、MOFの新しい用途展開について紹介する。

  1. MOFによる不均一系触媒反応
  2. MOF・金属ナノ粒子複合体
    1. MOF・金属ナノ粒子複合体の新合成法
    2. 触媒等としての応用
  3. MOFからの炭素材料合成と応用
    1. 多孔性炭素の合成
    2. エネルギー貯蔵・変換への応用
    3. カーボンナノドットの合成
  4. MOFによる染料等大分子の分離

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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