ガラス部材の精密成形では,部材内での冷却速度の不均一性が微小な変形や屈折率分布, 光学的異方性の発生などの問題を生じる。 また,成形用の金型や治具とガラスとの接触は,ガラスの着色や強度低下の原因にもなる。 このような不具合の解決には,ガラスの性質を理解することが重要である。 そこで本セミナーでは,これらの現象を解析するうえで必要な,ガラスの高温物性および破壊特性について解説する。