国内で国際共同試験 (治験) を実施する上では、GCP省令 (J-GCP) とともにICH-GCPやFDA CFRを中心とした海外規制要件を遵守した運用が求められる。
さらにグローバル試験では世界共通のプロセスの実施が基本となる。
本講義では、医薬品の治験を運用するにあたり、クオリティマネジメントシステム (QMS) 活動を意識した方針、方法または事例について、実施者 (会社) 側の視点で規制要件の理解から監査対応まで幅広く解説する。
- 国際共同試験 (治験) に必要な規制要件と運用
- 日本と米国の比較 (GCPを中心に)
- 米国連邦規則集 (Code of Federal Regulations: CFR) のポイント
- 品質の観点からみたグローバル試験の運用
- QMSの活用
- 治験のおけるQMSの理解
- ALCOA
- 文書管理
- 情報管理 (情報の流れを中心に)
- 実施者の力量管理
- SOPマネジメント
- CSV:Computerized System Validation
- その他のQMSツール
- 監査とCAPA
- QC/QAの理解
- 監査とCAPA
- 事例検討