診療報酬引き下げや消費税増税等で今後病院経営がますます大変になっています。医療業界の変化に対応していくためには、病院のパフォーマンスや質を高めていく努力が必須で、あらゆる面で医師のかかわりが大きく影響します。
「いかにして医師のモチベーションを引き出し、医師との信頼関係を深化させるのか。」
多くの病院において、医師と信頼関係を築くための人事制度が整備されていないがために、優秀な人材を確保できなかったり、医師の能力を最大限活用出来ない事例が散見されています。
そこで本講では、当社がコンサルティング時に実施する医師ヒアリング経験を軸に「医師が病院に承認を求める行動」と「病院が医師に実践を求める行動」との二つを結びつけた「承認型」医師評価制度を詳説します。
また、導入、運用面ではより具体的、実践的に説明会実施回数や時期、インセンティブ金額の相場、支給方法、効果的な面談方法等も実際の事例を用いてご説明します。
- 医師ヒアリングから見えてくる医師の本音
- 医師ヒアリングで聞こえてくる医師の本音と病院とのギャップに気づく
- 戦略的質問の活用で、ヒアリング段階で医師の納得レベルを高める
- 医師評価制度が上手く軌道にのっている病院のポイント
- 医師人事評価制度導入により時間外労働が減少したA病院の事例から学ぶ
- 制度構築プロジェクト内の対話が価値観の共有につながったB病院の事例から学ぶ
- 医師評価制度におけるコンセプトの考え方
- タイミングにあったコンセプトの設定が必要
- 医師評価制度は4.5年に1度の見直しを前提に考える
- 「承認型」医師人事評価制度構築のストーリー
- 業績評価以外の項目が医師のモチベーションをアップさせる
- 「病院貢献」「患者対応」「チーム連携」「能力開発」の4つの視点で考える
- 診療科の特性を「公平」に評価制度に反映させるために必要な考え方
- 医師年俸制度の考え方
- 医師が納得する評価者選定のポイントと評価者育成方法
- 副院長の位置づけをどのように考えるか
- 多面評価者の選定方法とその結果の活用方法
- 他病院における医師評価者研修の事例ご紹介
- 金銭的インセンティブにおける原資・金額・支給方法の考え方とその事例
- 他病院からみる金銭的インセンティブ原資・支給金額の考え方
- 効果的な金銭的インセンティブ金額支給方法
- 医師人事評価制度構築・運用時に必ず出てくる疑問・実行障壁に対する考え方
- 医師人事評価制度構築プロジェクトのメンバーはどの範囲まで選定するの?
- 平均的な医師評価制度構築期間はどのくらい?
- すぐにローテーションする医師でも評価は必要なの?
- 質疑応答