モバイルマッピングシステム技術の基礎と最新応用動向

モバイルマッピングシステム (MMS:Mobile Mapping System) が、本格的に普及してから数年を経た今、システムそのものが様々なセンサ技術の革新に伴い、多様化・高性能化が進んでおり、応用分野と範囲もずいぶん広がってきた。 　MMSは全方位カメラを始め、レーザスキャナー、デジタルビデオカメラ、GPS/ジャイロセンサ (IMU) 、同期装置など、様々なセンサ・装置から構成される複雑な精密計測機器である。
本セミナーでは、MMSの基本原理から様々なセンサの仕組み・役割、各種MMSの特徴まで詳しく解説した上で、MMSの最新の応用分野、今後の動向について紹介する。

1. はじめに～MMSとは
   1. MMSの概要と歴史
   2. 様々なMMS
2. 各種主要センサ概要
   1. 全方位カメラ
   2. レーザスキャナー
   3. GPS/ジャイロセンサ (IMU)
   4. 高性能デジタルビデオカメラ
3. MMSを支えるコア技術
   1. クロースレンジステレオ写真計測技術
   2. 画像データとレーザデータの融合技術
   3. 測位技術
4. MMSの応用分野・応用例
   1. 土地情報管理
      1. 3次元地形情報の構築
      2. 移動支援データの構築と活用
      3. 道路台帳作成
   2. 公物管理
      1. 道路状況の記録・モニタリング
      2. 道路施設の調査・計測・管理
   3. 防災・減災
      1. 避難経路シミュレーション
      2. 災害時道路情報の収集・活用