CFRPの設計と材料選定

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本セミナーでは、炭素繊維複合材料 (CFRP) の設計と材料選定のポイントを詳説すると共に、研究開発進む熱可塑性CFRPのマトリクス樹脂の開発動向と実用化・普及するためのポイントである含浸性向上技術について紹介いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) の製品設計・製作の基本と活用のポイント

(2014年6月25日 13:00〜14:40)

(株) エーシーエム 顧問 石川 源 氏

 炭素繊維強化プラスチック (CFRP) の設計には炭素繊維の特性を知る必要がある。炭素繊維は原料分類でPAN系、ピッチ系があるが、それぞれ多くのグレードがあり、特性も異なる。  異方性複合材料のCFRPは、炭素繊維とマトリックス (母材) の選定だけではなく、それぞれの炭素繊維の配合割合、配置方向、高さ位置など変えた設計ができ、その性能・特性を作り上げることができる。  鉄・アルミなどの金属その他の異種材料との接合・組立で使用される場合が多く、新規開発時に考慮すべきポイントなどについても紹介する。

  1. CFRPとは
  2. 熱硬化性、熱可塑性
  3. 炭素繊維の種類と特性
  4. CFRPの特長
  5. CFRPの特性を生かした用途
  6. CFRP設計の基本
  7. 機械加工、接合・組立の基本
  8. CFRP製品新規開発のポイント

第2部 熱可塑性CFRPマトリクス樹脂の開発動向と含浸性向上技術

(2014年6月25日 14:40〜16:30)

山形大学 大学院 理工学研究科機能高分子専攻 客員教授 井上 隆 氏

 CFRPを熱可塑性とする目的・意義と具体的な方法について概説したのちに、スタンピングなどの熱可塑成形やアルミとの接合などについて言及する。

  1. はじめに
    • 賦形速度: 金属材料vs 熱可塑性CFRP vs 熱硬化性CFRP
  2. PPの修飾とCFRPへの応用
  3. PPへのナイロンのグラフト共重合とCFRP への応用
  4. 反応性可塑剤/エンジニアリングプラスチック系CFRP
    1. 反応性可塑剤によるエンプラの可塑化
    2. 反応誘起型スピノーダル分解
    3. 反応誘起型スピノーダル分解の熱硬化型CFRPへの応用事例
    4. PC/DAP系熱可塑性CFRP
    5. PES/エポキシ系熱可塑性CFRP
    6. PPE/エポキシ系熱可塑性CFRP
  5. 樹脂‐CF間の接着性とCFRPの耐衝撃性
  6. コストダウン・軽量化のためのサンドウィッチ化
  7. 賦形:スタンピング成形
  8. CFRPとアルミニウムの接合

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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受講料

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