放送サービスの進化が模索されている最中、フジテレビをキー局とするFNS系列では放送のバックヤードにおけるICT活用として、2012年にクラウドコンピューティングによる「FNS情報システムセンター」を稼働させ、2013年には「クラウド型FNS標準営放システムV2」を利用全社へ展開した。昨年春の導入社は既に1年以上の実績を重ねている。 改めてこのプロジェクトに対する期待と狙い、そして、標準営放システム稼働から1年を経た今、果たして当初の目的は達せられたのか、課題は何なのか、さらに、将来への展望を考察する。