地熱発電を事業規模に応じて成功させる

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プログラム

【第1部】経済産業省による基調講演

1. エネルギー基本計画に基づく地熱発電の開発施策 ~環境アセスメントの短縮化や規制緩和~

経済産業省 資源エネルギー庁 資源・燃料部 政策課/燃料政策企画室 係長
橋本 薫 (はしもと かおる) 氏

(2014年6月20日 13:00〜14:10)

 今年の4月にエネルギー基本計画が策定され、地熱発電を含む再生可能エネルギーは「有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源」として位置づけられた。  これを受け、国として今後の地熱政策をどのように展開していくのか、環境アセスメントなどの規制・制度改革の状況と合わせて紹介する。

  1. 地熱発電の仕組みと特徴
  2. 地熱発電の周辺への影響とその対応
  3. 環境アセスメントの短縮化を含めた規制・制度見直しと支援制度
  4. 地熱開発の地元へのメリット
  5. 質疑応答

【第2部】

2. 地熱発電に対する温泉事業者と自治体の意識

一般財団法人電力中央研究所 環境化学領域 主任研究員
窪田 ひろみ (くぼた ひろみ) 氏

(2014年6月20日 14:25〜15:40)

 持続可能な地熱発電開発には、地元関係者との相互理解と信頼関係の構築、および地域共生を鑑みた事業計画が重要である。  これまでの温泉事業者や自治体等の意識調査、各地の現場調査結果に基づき、環境リスク (温泉や自然環境への影響等) 対策上の課題やコミュニケーション方策、地域共生事業としての留意点について紹介する。

  1. 地熱発電開発 (大規模、小規模) の最新動向
  2. 社会的受容性・地域共生の現状と課題
  3. 温泉事業者の意識
  4. 自治体の意識
  5. 相互理解に向けた科学的・心理的・経済面の情報共有
  6. 地域共生に向けた留意点
  7. 質疑応答

3. 地熱発電ビジネスのリスクとリスク回避のための方策 ~小型や中規模型など新たなビジネス展開~

地熱技術開発株式会社 取締役 営業・事業開発部長
大里 和己 (おおさと かずみ) 氏

(2014年6月20日 15:45〜17:00)

 現在各地で検討されている地熱発電事業は、1万kWを超える坑井掘削を伴う大型事業、数MW級の坑井掘削を伴う中型事業、100kW前後の温泉発電を中心とする小型事業に類型化できる。  地熱開発のリスクについて整理して、事業規模に応じて発生するリスクの影響について実例を交えて解説し、リスク回避の方策について紹介する。

  1. 事業規模による開発期間と開発コスト
  2. 規模 (大規模~小規模) による事業モデルの類型化
  3. 地熱発電事業開発におけるリスクの整理
  4. 掘削リスクについて (掘削成功率は7割?)
  5. 操業時のリスクについて
    • 井戸の減衰
    • スケール
    • 腐食等
  6. 規模 (大規模~小規模) によるリスクの影響の違い
  7. 事業リスク回避のための方策
    • 対策技術
    • 国の支援制度
    • 事業保険の可能性等
  8. 質疑応答

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