本セミナーでは、通信キャリアの決済ビジネスの世界的な動向を分析し、今後の決済サービスの方向性を探るとともに、日本企業の対抗策について解説いたします。
海外では、従来の国際カード決済のおよそ半分はデビット方式であり、クレジット中心の日本とは大きく異なる状況にあります。 新しい分野では通信キャリアの決済ビジネスへの参入に始まり、スマホ普及、NFCの登場などによってグーグル、アップルなどのプラットフォーマーが、決済ビジネスにおける存在感を高め、いよいよアマゾンが動きはじめました。 また、発展のめざましいECマーケットプレイスではeBayの子会社であるペイパルの柔軟な決済サービスが注目され、最大手のamazon.comもPayPal同様のサービスを開始し、話題となっています。 日本はスマホ決済 (mPOS) や、それと並行して決済代行業者の重要性が増す状況にあり、国内法の課題や消費者問題などを抱える状況にあります。 本講義では、このような世界、日本の最新動向を網羅的に分析し、今後の決済サービスの方向性を探るとともに、2020東京五輪に向けて取組むべき展望と課題について考えます。