洋上風力発電事業は大きなポテンシャルを有する再生可能エネルギーとして注目を集めている。固定価格買取制度は再エネ事業への投資に予見可能性をあたえるという大きな意味を持ち、投資を推進するためのスキームの整備も進んでいる。
しかし、同事業には未整備の管理法制度とこれに起因する事業予測の困難さ、さまざまのステークホルダーとの利害調整等、固定価格買取制度の問題等、不透明な部分も多くリスクがある。
そこで洋上風力発電の事業化について直面する法的リスクとその対策、ファイナンスの手法等について紹介する。
- 海洋・沿岸域の管理法制度
- 海洋・沿岸域の管理法制度の現状と課題
- 洋上風力発電に関わる法規制と課題
- 洋上風力発電等を事業化するにあたっての留意点
- 漁業等のステークホルダーとの利害調整・合意形成における課題
- 洋上風力発電事業に関するステークホルダーとその利害状況
- ステークホルダーとの利害調整・合意形成の手法と課題
- 漁業権に関する判例と海洋再エネ事業の実施についての留意点
- ファイナンスの手法について
- コーポレートファイナンスとプロジェクトファイナンス
- SPC投資ビークルスキーム
- 再エネ事業への投資の実例
- 事業のリスクについて
- 固定価格買取制度
- 調達価格決定のプロセス
- 接続拒否の問題
- 特定契約と接続契約
- 質疑応答/名刺交換