第1部 (13:00~14:30)
Liイオンキャパシタの研究・開発動向とLiイオン電池との比較
第1部講師
(株)KRI 顧問
矢田 静邦 氏
Liイオンキャパシタ (LIC) は、1990年代初頭に筆者等により開発・商品化されたポリアセン (PAS) 電池を原型とする。高電圧領域 (3~4V) ではキャパシタと同様に、低電圧領域 (2~3V) ではLiイオン電池と同様に作動する。
本セミナーでは、LICの本来の特長は「どこにあるのか」。キャパシタ、Liイオン電池と比較しながら考えてみたい。
- Liイオンキャパシタの歴史と構成・動作原理
- Liイオンキャパシタ (LIC) 研究開発の歴史
- 構成と動作メカニズム
- 高電圧領域 (3~4V)
- 低電圧領域 (2~3V)
- 開発動向Ⅰ
負極材の種類と特性への影響
- ポリアセン (PAS) 負極:適正領域と内部抵抗
- ハードカーボン負極:適正領域と内部抵抗
- 黒鉛負極:適正領域と内部抵抗
- 開発動向Ⅱ
プリドープ技術と具体例
- プリドープ技術の考え方と応用 : LICとLIB
- 電気化学的プリドープ技術 : 具体例と手順
- リチウム箔貼付法によるプリドープ : 具体例と手順
- 穿孔集電体を使用したプリドープ技術 : 具体例と手順
- 開発動向Ⅲ
Liイオンキャパシタ (LIC) の評価技術・測定方法
- Liイオンキャパシタ (LIC) 試作と充放電特性評価
- Liイオンキャパシタ (LIC) の内部抵抗評価
- 電流休止法抵抗からの入力・出力特性予測計算
- Liイオンキャパシタ (LIC) の耐久性評価
- Liイオン電池、キャパシタとの特性比較
- 容量比較 : エネルギー密度
- 内部抵抗比較 : 入出力特性比較
第2部 (14:45~16:15)
リチウムイオンキャパシタの量産化・実用化に向けた開発の現状
第2部 講師
アドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(株)
常務取締役 青木 良康 氏
リチウムイオンキャパシタの原理と特徴、プレドープ技術、性能、安全性を中心に解説し、開発動向、応用展開を考察する。
- リチウムイオンキャパシタの原理と特徴
- リチウムプレドープ技術
- コイン型への適用
- 水平ドープ
- 垂直ドープ
- シリンダ型への適用
- リチウムイオンキャパシタの特性
- 放電負荷特性
- 自己放電特性
- 信頼性、充放電サイクル特性
- リチウムイオンキャパシタの信頼性・安全性向上のポイント
- リチウムイオン二次電池との安全モデル比較
- 各種安全性試験結果
- リチウムイオンキャパシタの開発動向
- リチウムイオンキャパシタの応用展開
- 省エネ関連用途
- 分散型エネルギーシステム
- 自然エネルギー蓄電デバイス
- 自動車電子制御関連用途
- 今後の展開