オープンデータが話題になっています。米マッキンゼーが昨年10月に発表した調査報告書ではオープンデータがもたらす経済効果は年間3兆円と試算されています。日本でも1兆円規模の効果があるとの予測もあります。
オープンデータの動きは主に政府・自治体が取組む「データの公開」と、民間企業による「オープンデータの活用」とに分かれますが、本セミナーでは後者に焦点を当てます。
オープンデータ活用のビジネスモデルには何があるか?成功事例にはどのような特徴があるのか?大企業のオープンデータ/非オープンデータ活用の米国先端動向はどうなっているのか?全体として、IT関係者向けのきわめてインフォーマティブな内容となっています。
- マッキンゼーが考えるオープンデータの経済インパクト
- 教育/運輸/消費者製品/電力/石油・ガス/医療・健康/リテール金融の7分野で年間3兆円の経済効果
- 何がそれだけの経済効果を生むのか?
- 新概念:シビックテクノロジー (社会をよくするテクノロジー)
- シビックテクノロジーの5分野で活発化する米国の投資
- 一部投資先ではエグジットも
- 成功プレイヤーは「非オープンデータ」も組み合わせて使う
- 事例
- Googleが960億円で買収したWaze
- 中小企業向け融資で新市場を開拓したOn Deck Capital
- 公共路線バスのバス停到着時刻を予測するNextBus
- 消費者の電力消費削減を支援するOpwer
- 売買対象不動産の価格を予測するZillow
- 農家向け天候リスクをカバーする損保のClimate Corporation
- オープンデータのビジネスモデル分類
- パターン1
- Premium Product
- Infrastructural Razor & Blades
- Demand-Oriented Platform など計8種
- パターン2
- Consumer choice engines
- Sentiment analysis
- Crowd innovation など計10種
なぜオープンデータだけでは付加価値が付きにくいのか?
- メカニズム解説
- 付加価値が付くには何が必要か?
ユニークなアルゴリズム、ユニークな分析
- 事例
IT部門が知っておくべき大企業のデータ活用
- 大企業は「データドリブン・ビジネスモデル」を指向
- 今年2月開催のオライリー社 データドリブンビジネスデイ講演よりハイライト
- Hadoop活用の米国先端事例と注目Hadoop企業
オープンデータ活用に不可欠な「公共善への奉仕」の姿勢
質疑応答/名刺交換