公益社団法人日本看護協会 看護研修学校 認定看護師教育課程長
溝上 祐子 (みぞかみ ゆうこ) 氏
(2014年6月7日 13:00〜14:10)
臨床でさらなるステップアップを求める看護職のためにアドバンスな褥瘡や慢性創傷の局所管理について、International wound journal (December 2012) で発表された「TIMEコンセプトの拡大-過去10年間に学んだこと」を参考にこれからどのような治療戦略が求められるかを説明します。 そして、脆弱皮膚を守るにはどのような技術が必須となってくるのか、基本的知識と新たなスキンケア用品について解説します。
杏林大学 医学部 形成外科 教授
大浦 紀彦 (おおうら のりひこ) 氏
(2014年6月7日 14:30〜15:40)
糖尿病や動脈硬化、透析患者の増加で、下肢慢性創傷患者が増えています。講演では、糖尿病の方の足になぜ創傷ができ治りにくいか、その病態と治療を解説します。 また、静脈うっ滞が原因の厄介な静脈うっ滞性潰瘍を説明します。いずれもキズだけを見ていては治癒へ導かれません。創傷の局所治療と局所治療を生かすための免荷と圧迫について具体的にお話します。
東邦大学医療センター佐倉病院 看護師長 皮膚・排泄ケア認定看護師
清藤 友里絵 (せいどう ゆりえ) 氏
(2014年6月7日 15:50〜17:00)
褥瘡予防に対する意識や技術の向上、環境の整備に伴い褥瘡の発生率、有望率は明らかに減少しました。一方で、治癒が遷延する褥瘡に関わる機会も少なからずあります。 本講では、DESIGN-Rに基づいた褥瘡の局所アセスメントとケアの実際について症例を通して解説します。また、褥瘡予防として重要である脆弱な皮膚に対するスキンケアの実際について紹介します。