バイオ医薬品 ウイルス安全性&凝集メカニズムコース

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本セミナーでは、バイオ医薬品のウイルス安全性と凝集メカニズムのセミナーを2テーマセットにしたコースです。
セット受講で特別割引にてご受講いただけます。
通常受講料 : 87,210円(税込) → 割引受講料 61,560円(税込)
通常受講料 : 80,750円(税別) → 割引受講料 57,000円(税別)

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プログラム

2014年5月26日 バイオ医薬品申請におけるウイルス安全性の保証に関する妥当性の証明と3極ガイドライン比較をふまえた申請への記載

ウイルス安全性試験は、Phase 1申請においても、唯一試験結果の記載が求められている試験である。ICHをはじめ、EMAからも多くのガイドラインが発出され、年々規制が強まっていく方向にある。このような環境において、どのように試験を計画・実施するか、「グローバルな規制要件を満たす」とは何か、を中心に実践的な内容を提供したい。

  1. ウイルス安全性試験の必要性
    1. なぜこの試験をしなければならないのか
    2. 計画 (実施) するに当たっての注意点は
  2. どの部分 (工程) にウイルス安全性試験が必要か-また手法は
    1. 効果的な試験設計
  3. 試験の実際
    1. 実施経験のない方にも、現実がわかるよう解説
      • いつから考えるか
      • 何から始めるか
      • 何をするのか
  4. 最終報告書から申請文書
    1. 実施機関が発行する最終報告書に求められる内容。
    2. 委託企業内の報告書への展開。
    3. 申請書記載ポイント。
      • どこまで書くのか
      • 他報告書との関係
      • Module 3の記載
  5. 実施機関の選定ポイント
    1. 何をもって実施 (委託) 機関を選定すべきか
  6. 種々の疑問
    1. これはどうして? という内容について解説
      • 機関はどれくらいある
      • 重要な選定ポイント
      • 最終報告書受領が終わりではない
  7. 最近よく聞かれること
    1. 的を得た質問? 勘違い?
    2. 今までご相談を受けた中からのトピックス

2014年5月28日 バイオ・抗体医薬品におけるタンパク質の安定化と凝集メカニズム徹底理解 (入門)

~凝集体形成防止に関する取組み方、ストラテジー~

抗体医薬などのバイオ医薬品における、凝集体形成メカニズム、凝集体の性質、および凝集体形成防止法を解説する。タンパク質の取扱に必須の基礎知識、物理化学的分析法を説明後、凝集体評価に用いられる複数の解析法について詳述する。凝集体形成メカニズム、各種ストレスとの関係を解説し、会合や凝集を効果的に防ぐために用いられる安定化法を紹介する。バイオ医薬品の製剤分析および製剤開発のベースとなる基礎知識の習得をゴールとする。

  1. バイオ医薬の物理化学分析に関する基礎知識
    1. タンパク質、抗体の取扱に必要な基礎的知識
      1. 一次構造、二次構造、三次構造、高次構造
      2. 濃度決定
      3. 化学構造変化
      4. 変性
    2. タンパク質の物理化学分析法
      1. アミノ酸分析
      2. 電気泳動法
      3. 質量分析法
      4. 高次構造解析、円二色性 (CD) 、赤外分光 (IR) 、蛍光分光
      5. 示差走査熱量計 (DSC)
      6. 静的光散乱法 (SLS) 、動的光散乱法 (DLS)
  2. バイオ医薬と凝集体
    1. バイオ医薬に含まれる凝集体研究の現状、規制動向
    2. 凝集体の分類
      1. 解離会合
      2. 物理ストレスとの関係
      3. サイズによる分類
    3. 粒子サイズに応じた分析法1
      1. サイズ排除クロマトグラフィー (HPLC-SEC)
      2. 超遠心沈降速度法 (AUC-SV)
      3. 動的光散乱法 (DLS)
    4. 粒子サイズに応じた分析法2
      1. 濁度測定
      2. フィールドフローフラクショネーション (FFF)
      3. レーザー散乱・回折法 (LS、LD)
      4. ナノ粒子トラッキング (NTA)
      5. 共振質量測定法 (RMM)
    5. 粒子サイズに応じた分析法3
      1. マイクロフローイメージング (MFI)
      2. 光遮蔽法 (LO)
  3. タンパク質の安定性と凝集メカニズム
    1. タンパク質の安定性
      1. コロイド安定性と構造安定性
      2. コロイド安定性とDLVO理論
      3. 構造安定性と自由エネルギー変化
    2. タンパク質の凝集メカニズム
      1. Lumry-Eyring理論
    3. 第2ビリアル係数
  4. タンパク質の電気的性質、安定性とpH
    1. タンパク質の等電点、ゼータ電位、ネットチャージ
    2. 溶液のpHとタンパク質の安定性
  5. タンパク質の安定性と溶媒組成、添加剤の効果
    1. タンパク質の安定性と塩
      1. ホフマイスター系列
      2. 塩とタンパク質の相互作用
      3. 塩によるタンパク質の安定化・不安定化
    2. タンパク質の安定性と糖類
      1. 選択的溶媒和
      2. 糖によるタンパク質の安定化
      3. 糖を添加する場合の注意点
    3. タンパク質の安定性と界面活性剤
      1. 界面活性剤とタンパク質の相互作用
      2. 界面活性剤によるタンパク質の安定化
      3. 界面活性剤を添加する場合の注意点

会場

東京都中小企業振興公社 東京都産業労働局 秋葉原庁舎
101-0025 東京都 千代田区 神田佐久間町1-9
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