有機無機ハイブリッド太陽電池の技術動向と高効率化

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本セミナーでは、低生産コストかつ効率向上が目覚ましいことから注目集める有機無機ハイブリッド型太陽電池について、中でも期待が高いペロブスカイト型太陽電池の開発動向を中心に解説いたします。

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プログラム

有機材料と無機材料の複合構造を用いるハイブリッド型太陽電池の研究開発が活発化しているなかで、有機無機複合のペロブスカイト結晶を光吸収に用いた薄膜太陽電池の高効率化開発が注目されている。安価な溶液塗布を特長としながら、その太陽エネルギー変換効率がシリコンと同等の16%に達している。ハイブリッド型太陽電池は有機材料の性質をうまく使いこなすことで、800nmまでの可視光を全吸収しながら、単セルで1.2V以上の高電圧を出力する点も従来太陽電池に無い特長である。  本講演では、ペロブスカイトを中心とするハイブリッド太陽電池の開発動向を紹介し、今後の技術革新の可能性を議論する。

  1. 有機無機ハイブリッド太陽電池の考え方
    1. 色素増感太陽電池と有機薄膜太陽電池の位置づけ
      • 原理と技術の相違点、現在の最高効率、産業実用化の動き
    2. 有機無機ハイブリッド太陽電池の開発のねらい
      • 高性能化の考え方、セル構造、発電の基本原理
  2. 高効率ペロブスカイト型太陽電池
    1. 有機無機ペロブスカイト結晶材料の特徴
      • ハロゲン化鉛系ペロブスカイト薄膜の作製方法、光物性と光電変換特性
    2. 高効率ペロブスカイト型太陽電池の開発
      • 有機正孔輸送材料を用いる標準的なペロブスカイト型太陽電池の高効率化
      • 新しい正孔輸送材料を用いるペロブスカイト型太陽電池の開発動向
  3. 高電圧型の有機無機ハイブリッド太陽電池の開発
    1. 有機顔料を光吸収に用いる高電圧型太陽電池
    2. ペロブスカイトを光吸収に用いる電圧1.2V級の太陽電池
  4. 今後の開発の方向と用途開発の可能性

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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