本講演では、接着・剥離のメカニズムとその制御における表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法について解説し、また、分析手法の原理や特徴についても事例も交えながら詳解いたします。
あらゆる工業分野で、接着技術は必要不可欠なものの1つとなっており、文字通りの接着はもちろん、メッキや塗膜などの膜形成も接着技術の応用であると言える。すなわち、材料特性や製品性能を左右するのが接着技術であり、接着技術を支配することはあらゆる分野の基盤であると言える。そして、その接着を支配するのが表面・界面である。しかし、表面や界面はその重要度にもかかわらず真の姿を知ることは容易ではなく、特に界面の真の姿を知ることは極めて難しい。 本セミナーでは、接着・剥離のメカニズム、および、その制御のための表面・界面の真の姿を知るためのアプローチ法と分析、解析の方法を中心にして、重要となる分析手法の原理や特徴も含めて事例も交えながら詳細に解説を行うことにより、“接着・剥離の基本メカニズム”、“表面分析を中心にした、接着・剥離解析で必要な分析・評価の知識・活用法”、“問題解決、研究開発の進め方、考え方”などの知識を習得することを目指す。