次世代スマートウィンドウにおける開発展望と市場応用への現状

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プログラム

第1部 調光ミラー材料のスマートウィンドウへの応用と更なる高透過率実現への開発動向

(2014年5月19日 13:00〜14:40)

透明状態と鏡状態がスイッチングできる調光ミラー材料は、特に、大きな冷房負荷低減効果が期待できるスマートウインドウへの応用が期待されている。最近、実際の建物で使用できる安全なスイッチング方式が開発され、また、透明時の可視光透過率についても大幅な向上が図られたことから実用化が近づいている。これらの技術について、最新の開発動向を紹介する。
  1. はじめに
  2. 調光ミラー薄膜とは
  3. 耐久性の向上
  4. 可視光透過率の向上
  5. 新しいガスクロミック方式
  6. 調光ミラーガラスの省エネルギー効果
  7. 調光ミラーの将来動向

第2部 透明電子表示デバイス (透明有機EL素子、透明エレクトロクロミック素子) によるスマートウィンドウの開発と課題

(2014年5月19日 14:50〜16:30)

有機EL素子は近年、進展を遂げ一部の領域では液晶と肩を並べる製品に成熟した。最近では、さらなる付加価値のため、非発光時にガラスと同じように透明な特徴を有する、「透明有機EL素子」が市場に一部、投入されるようになった。一方、透明な状態に正、負バイアスを印加することで、黒表示や鏡表示が可能な「透明エレクトロクロミック素子」が最近、発表され注目を集めている。そこで、これらの透明な状態を基軸とした複合電子デバイスを窓に応用することによって、画像や照明のための発光機能と、ブラインドや遮熱の機能を有する多機能なウィンドウ、すなわち、次世代スマートウィンドウの実現に向けた取り組みならびに、今後の展望を解説する。
  1. 有機EL素子の進展の経緯と透明有機EL素子の位置付け
    1. 有機EL素子の進展
    2. 透明有機EL素子の特徴と進展
  2. 透明有機EL素子作製のための要素技術
    1. 有機EL素子のための透明導電膜I (透過率と導電率の両立と低ダメージプロセス)
    2. 有機EL素子のための透明導電膜II (高い電子注入性 (低仕事関数) と安定性)
  3. スマートウィンドウ
    1. スマートウィンドウ、エレクトロクロミック (EC) 素子の現状と分類
    2. 透明EC素子
    3. 銀の析出を用いた透明EC素子
    4. 銀の析出・溶解を用いた、鏡、黒表示ならびに多色表示とプラズモン吸収
  4. 透明有機EL素子と透明EC素子を組み合わせたスマートウィンドウ
    1. 透明有機EL素子/透明EC素子の概要
    2. 透明有機EL素子/透明EC素子の特性
  5. まとめ

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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