「うちはなぜ、技術力があるのに、儲からない!」
多くの企業が悩んでおり、その原因は、営業力やマーケティング力が足らないからだという声を聞きます。しかし、それだけなのでしょうか。
そもそも「技術力」とは何ですか?何をもって技術力があると評価していますか?受注実績ですか?開発一筋40年のベテラン社員がいるからですか?「技術力」は企業における資産です。その資産をどのように見える化し、定量化しているかが重要な点となります。ベテランの設計ノウハウを洗い出し,設計を可視化し,標準化していく事が大切です。そうすることで技術流出を抑え,日本の技術者を守りながら世界と戦うためのグローバル設計体制を構築できます。
また、その「技術力」を「収益」に結びつけるための技術経営基盤も必要となります。技術経営基盤では、「効率化」の議論はよく出てきます。開発プロセスを整理する。設計不通過を実現させる。部品の共通化する。部品表を導入する。図面管理を見直す。これらは全て効率化です。設計を効率化することに加えて設計を「高度化」する仕組も重要です。「効率化」と「高度化」この2つがあって初めて、収益を生む技術経営基盤といえます。
今までなぜ技術力があるのに儲からなかったのか?技術力を生かし収益力に変えるために必要な変革とは何か?ものづくり企業復活の道筋を学んでください。