本セミナーでは、金属材料の破断面の取り扱い方、肉眼と電子顕微鏡で観察した時の様子、故障までにかかっていた荷重などの推定、破損原因を特定について、事例を交えて詳解いたします。
製品、工具などが破損もしくは損傷したとき、「なぜ壊れたのか?」という原因を調べて改善をすることは、とても大切なことです。しかし、壊れた物から原因の推定するためには、ある程度の知識と経験が必要となってきます。このセミナーでは、このような知識と経験が無い方向けに、金属の壊れた部分 (破断面) の解析の仕方について説明をいたします。 セミナーの内容は、はじめに解析で守るべき破断面の取り扱い方について説明します。 次に様々な破壊モードの破断面について、肉眼と電子顕微鏡で観察した時の様子を説明します。 次に、近年は観察するだけでなく、故障までにかかっていた荷重などを破断面から推定すること求められるケースもあります。そうした定量的な解析方法について説明いたします。 最後に、破断面から破損原因を特定する事例の紹介をいたします。 特にこれから損傷調査を始めようとする方に、わかりやすく解説することを心がけております。また、実際に破断面についてお困りであれば、その破断面をお持ち頂いて、観察しながら相談に乗ることも可能です。多くの方の参加をお待ちしております。