感性設計の考え方と方法論

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本セミナーでは、感性設計の基礎から解説し、感性品質の分析と評価、感性設計の事例について詳解いたします。

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プログラム

製品の魅力は,スペック (仕様) に明記される性能だけでなく、ユーザーが五感を介して知覚する感性的な「良さ」、すなわち感性品質に依るところが少なくない。感性品質は、嗜好品だけでなく、成熟期にある機能性製品においても大きな競争力を持つ。  本講座では、感性品質を設計するために必要な考え方と方法を紹介する。設計はモノ作りの計画である。計画には論理が必要である。そこで、感性に論理を与えるための考え方および方法の習得を主な目的とする。  講座の構成として、まず、感性設計の基礎をレビューする。その後、講師が取り組んでいる感性設計の新しいアプローチについて紹介する。特に、感性の多様性と期待がもたらす効果 (期待効果) を中心に、産学連携事業を含む研究事例を踏まえて解説する。

  1. 感性品質の設計
    1. 品質のタイプと感性品質
    2. 感性と感性品質
    3. 感性の階層性
    4. 感性品質のタイプ~本能,行動,内省
  2. 感性品質の分析と指標化
    1. 感性品質の言語表現
    2. 感性品質の評価法
    3. 感性品質と嗜好の解析法
    4. 感性品質の指標化
  3. 感性の多様性と感性設計
    1. 個人差と多様性の違い
    2. 研究事例:製品音の感性設計〜騒音から快音へ
    3. 音の特徴量
    4. 評価尺度の類似度と分類
    5. 感性の階層と多様性
    6. 指標にもとづく感性設計
    7. 潜在感性の発掘~平均的感性からの脱却
  4. 期待不一致と期待効果~経験知覚の本質
    1. 期待が満足を左右する
    2. 製品ライフタイムと状態遷移
    3. 期待学~エクスペクトロジー
    4. 期待不一致と感情
    5. クロスモーダル~重さは質量だけで決まるか?
    6. 期待効果~期待が経験を変える
    7. 研究事例:視覚で触覚をデザインする
    8. 予測と感覚の統合
  5. まとめ

会場

東京流通センター
143-0006 東京都 大田区 平和島6-1-1
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受講料

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