第1部 『化学プロセスにおける危険性評価と得られたデータの解釈』
(2014年4月21日 10:30〜12:50)
危険性を評価する手法には幾つかの種類があるが、同じ物質で試験を行ってもその結果は手法毎に異なる場合がある。その違いは何に由来するかを説明すると共に、事故事例を紹介しながらデータの取扱について解説する。
- 物質危険性とプロセス危険性
- 熱的データの取得と結果の解釈
- 引火点と発火点
- 事故事例と危険性評価
第2部 『プロセス化学のスケールアップとラボ検討で取得しておくべきデータ ~ラボからパイロットプラントへ』
(2014年4月21日 13:30〜16:30)
ラボ実験とプラント製造との違いは何か、プラントでは何が出来て何が出来ないのかに着目しながら、ラボ検討で取得しておくべきデータとその活用について概説する。反応危険性評価とプロセスレビューシステムの重要性についても概説する。プロセスが理解できていれば、スケールアップの失敗リスクは激減する。演者が経験した失敗例も紹介しながら解説する。
- スケールアップ検討に入る前に
- 医薬品開発におけるプロセス化学
- 製剤研究との連携
- 理想的なプロセスとプロセス研究のステップ
- DNA反応性不純物ガイドライン
- ラボとプラントの違い
- ラボでのデータ取りとその活用
- チェックするべき項目
- サンプリングシートとその活用
- 安定性データ、ストレステスト
- ユーステスト、模擬実験
- 反応危険性評価
- プラントへ移る前に
- 攪拌の課題、ろ過の課題
- プラント機器の材質
- ダミーラン
- コミュニケーション、レビューシステム