米国の主力IT企業が次なる主戦場として、AI (人工知能) に照準を合わせつつある。特に力を入れるのが、「ディープラーニング (Deep Learning) 」と呼ばれる最先端の機械学習技術だ。グーグルはこの分野で最強の技術力を誇るDNNリサーチやディープマインドなどを次々と買収。フェイスブックも同技術の専門開発チームを設置するなど、ぴったり後につけている。
脳科学の最新成果が盛り込まれたディープラーニングを駆使して、グーグルやフェイスブック、ネットフリックスなどは、ユーザーが欲しがる情報やコンテンツ、広告などを高い精度で届けることができる。これが収益アップにもたらす効果は計り知れない。またロボットの知覚能力も飛躍的に高めるので、各種センサーを搭載した自動運転車や災害対策ロボット、スマートハウスなどの実用化も一挙に近づく。
本セミナーでは、次世代AI「ディープラーニング」のビジネス・インパクトを中心に解説する。 (脚注)
- 最新動向
- グーグル、フェイスブック、ネットフリックスなどが次々とディープラーニングに参入
- 「ディープラーニング」とは何か
- AI (人工知能) と機械学習、ニューラルネットの歴史
- ディープラーニングは従来のニューラルネットとどこが違うのか
- ディープラーニングの技術的長所と短所
- 大型買収にまつわる米IT列強の思惑と戦略
- グーグルやフェイスブックなどは、なぜロボットやAIに注力するのか?
- ディープラーニングのような高度AIを使って何をやろうとしているのか?
- ビジネスと産業へのインパクト
- ディープラーニングはどのようなビジネス・アプリケーションを生み出すのか?
- グーグルやフェイスブックの主力サービスはどう変化するのか?
- 自動運転車や次世代ロボットへの影響
- センサー・モーター・ループなど技術的課題を解決できるか
- AI (人工知能) の光と影
- 雇用の喪失やプライバシーなどAIにまつわる諸問題と懸念
- 日本企業にとっての意味
- モノづくり (ハードウエア・ビジネス) を得意としてきた日本企業は、
- ディープラーニングのような高度ソフトウエアにどう向き合っていけばいいのか?
- 質疑応答/名刺交換