本セミナーでは、現実的な水素や再生可能エネルギーの利用、二酸化炭素削減技術を、国内で先導している企業・大学の専門家が、事業と研究の視点から解説いたします。
アメリカでは水素エネルギーはエネルギーセキュリティを考慮した「分散型エネルギー」として重要視されています。 ドイツのAudi社は再生可能エネルギーを用いた水電解水素と二酸化炭素からメタンガスを合成し既存エネルギー網に導入しており、日本でもメタンガス化は既存の物流・エネルギー網が利用でき、二酸化炭素の削減に寄与する現実的な試みとして注目され始めています。 再生可能エネルギー先進国のヨーロッパでは水素と蓄電池による大規模な電力調整の実証実験が進んでいます。 本セミナーでは、これら現実的な水素や再生可能エネルギーの利用、二酸化炭素削減技術を、国内で先導している企業・大学の専門家により事業と研究の視点からご講演いただきます。世界の潮流となっている新しいエネルギーの活用技術情報を得る場として是非ご活用ください。
(2014年4月18日 13:00〜14:10)
弊社では、10年以上の歳月をかけ独自のガス化プロセス技術を開発し、バイオマス発電および高純度水素製造の商用化段階に至りました。昨今の再生可能エネルギーに対するニーズが高まる中で、弊社が進める地域サイズに合致した木質バイオマス発電と世界初となるバイオマス水素製造事業の事業化への取り組みを紹介する。同時に事業化のための課題を浮き彫りにする。
- 産業技術と開発の現状 -
橋本 功二 氏
(2014年4月18日 14:20〜15:30)
世界の一人当たりのエネルギー消費量と二酸化炭素排出量は増え続けている。エネルギー枯渇と耐え難い温暖化を避けるためには、世界中の人々が再生可能エネルギーだけで生きられるように、使える燃料の形で再生可能エネルギーを世界に供給する技術を確立し普及しなければならない。技術開発と産業化の現状を紹介する。
(2014年4月18日 15:40〜16:50)
石田 政義 氏
筑波大学では、太陽光や風力等の再生可能エネルギーの大規模導入に絡み、それら出力の不安定性や低密度を補うべく、水素エネルギーネットワークおよび各種分散型電源の直流連系の適用に関する技術開発を進めている。需給調整可能な電力貯蔵や新規水素精製プロセス開発など要素技術を始め、地産地消エネルギーシステム構築のための連系技術開発について概説する。
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