「似ているコンテンツ」侵害判断の基礎と実務

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本セミナーでは、「似ているコンテンツ」に関する著作権侵害判断の基本的な考え方を中心に、近似のパロディや二次創作をめぐる問題まで、専門外の方でも理解できるようわかりやすく解説いたします。

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「どこまで似ていたら著作権侵害になるのか?!」  映像・音楽・ゲーム・キャラクター等のコンテンツビジネスの現場においては、他人のコンテンツを参考にして新たにコンテンツを制作したり、結果的に他人のコンテンツに似たものが制作されることがあります。  このような場合に、第三者から著作権侵害のクレームが来て紛争になることがあり、最近もゲーム画面に関する「釣りゲーム訴訟」が話題になるなど、「似ているコンテンツ」に関する訴訟リスクは高まりつつあります。  また、いわゆるパロディや二次創作の場合には、これらを見る人に他人のコンテンツを元にしたものであると分かってもらう必要がありますから、当然に他人のコンテンツに似ていることが前提となりますが、近時、パロディや二次創作をめぐる著作権問題については多くの議論がなされているのが現状です。  このような状況のなかで、コンテンツビジネスの現場に携わる方々が、「どこまで似ていたら著作権侵害となるのか?」「どこまで似ていたらアウトかセーフか?」といった著作権侵害判断の基本的な考え方や、具体的な判断例、実務上の対応等について知っておくことは不可欠なものとなっています。  そこで、本セミナーでは、「似ているコンテンツ」に関する著作権侵害判断の基本的な考え方を中心に、近似のパロディや二次創作をめぐる問題まで、知識がゼロの方でも理解できるように基本的なところからわかりやすく解説いたします。  コンテンツ制作現場の方から、法務担当者の方まで、幅広い方々の受講をお待ちしております。

  1. コンテンツビジネスにおける「似ているコンテンツ」問題
    1. 「似ているコンテンツ」が問題となる場面について考える
    2. 盗作とは?/パロディとは?/二次創作とは?
  2. 「似ているコンテンツ」が著作権侵害になる場合とは?
    1. 著作権法が保護するものは何か?
    2. 「翻案権」侵害の判断基準 ~最高裁の判断基準
    3. 「依拠」 ~偶然の一致はセーフ/「直接感得性」 ~どこまで似ていたらアウトか?
    4. 同一性保持権とは
  3. 著作権侵害が争われた具体的事案を考える
    1. 言語が似ている? ~江差追分事件など
    2. 写真が似ている?/イラストやキャラクターが似ている?/映像が似ている?
    3. 音楽が似ている?/ゲーム画面が似ている? ~釣りゲーム事件など
  4. パロディ・二次創作問題
    1. パロディとは? ~ターゲット型・ウェポン型/二次創作とは?
    2. パロディ・二次創作をめぐる議論状況
  5. 実務上どのように考えたらよいのか? ~対応策と考え方
  6. 質疑応答/名刺交換

会場

SSK セミナールーム
105-0003 東京都 港区 西新橋2-6-2
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